沖縄県議会とは?

沖縄県議会は、沖縄県の地方議会であり、県民の代表者である議員が集まり、県の重要な事項について意思決定を行う機関です。議会は、条例の制定や予算の決定、決算の審議などを行い、県民の利益を代表する役割を担っています。

沖縄県議会の役割と権限

  • 議決: 条例を制定・改廃し、予算を決定します。
  • 認定: 決算を審議します。
  • 選挙: 議長や副議長などを選出します。
  • 同意: 副知事や教育委員などの選任には議会の同意が必要です。
  • 調査・検査: 県行政が正しく行われているか調査や検査を行います。
  • 意見書・決議の提出: 県民の利益になるよう政府に意見書を提出します

組織構成

沖縄県議会は48人の議員で構成されており、各選挙区から選出された代表者が集まります。現在の議員は、沖縄・自民党、沖縄・平和、日本共産党、てぃーだネット、公明党などの会派に分かれています。

 

議会では何をしているの?

議会の活動は、基本的に6月、9月、11月、2月の年間約4回の定例会議を中心に行われます。定例会議では、予算案や重要政策に関する討論が行われ、年間数十の議案が審議されます。テレビでもよく観るいわゆる本会議場での質疑に加えて、個別の県民からの要望(陳情・請願と言われる)等については、委員会や特別委員会(予算や基地関係など)を設置しており、専門的な議論が行われています。県民参加も重要視されており、議会(委員会もOK)の傍聴、必要に応じて参考人として県民から直接意見を聞くこともあります。

 

重要なことが決められるのに県民は関心がない?最後に

具体的にどのようなことが議論されているのかというのは、年4回の定例会議(委員会含め)が行われている期間全て、沖縄県議会HPで中継されており、アーカイブや議事録を確認することができます。が、議会に関心のある県民はほとんどいないのが現実だと思います。

個人的には、議員の質問内容は政治的な内容や、自身の支援者の有利になるような中身のない内容も見られ、議員が一部の県民向けにパフォーマンスをする場に見えてしまいます。今の政権に文句を言いたいだけで、県政を良くしたい、県民のために頑張りたいという建設的な議論はほとんど見たことがありません。

 

沖縄県民は、自分が投票した議員が沖縄県議会の場でどのようにふるまい、自分の地域を代表する者としてふさわしいのかどうかを1度でいいから見てほしいと思います。(とても残念でなりませんが、大声で罵声を発したり、ケンカ腰で話す議員や県民に選ばれた自負から上から目線で県政を批判するだけの議員が多いと感じます)

 

沖縄が少しでも良い方向に進むように、今後も微力ながら情報発信をしていきます。

 

【参考】沖縄県議会HP