中国、参院選に照準か 安倍政権を同時多発挑発 沖ノ鳥島周辺EEZにも“侵入”
2013.07.04
沖ノ鳥島近くを航行する中国海洋調査船=4日午前(第3管区海上保安本部提供)
中国が4日公示の参院選(21日投開票)に照準を合わせるように、安倍晋三政権を挑発してきた。中国海軍のミサイル駆逐艦など7隻が3日、長崎県沖の対馬
海峡を通過したのに加え、東京都・沖ノ鳥島周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)にも、中国の海洋調査船が連日侵入したのだ。参院選で自民党が勝利し、安
倍首相が「強い日本」を目指すのに怯えて、日本の有権者を揺さぶるつもりなのか。
防衛省統合幕僚監部によると、中国海軍艦艇7隻は3日午前2時~3時ごろにかけ、対馬海峡の東水道(対馬-壱岐間)を、東シナ海から日本海側へ北東に通過した。中国艦艇が対馬海峡を通過したのは一昨年8月以来。
中国の挑発はこれにとどまらない。海上保安庁によると、日本最南端・沖ノ鳥島周辺のEEZでも3日午後0時半ごろ、中国科学院所属の海洋調査船が航行して
いた。船はワイヤのようなものをえい航しながら、南に時速約7キロで航行していたという。沖ノ鳥島沖での活動は約9年ぶり。
同日、沖縄県・尖閣諸島周辺のEEZでも、中国の石油会社所属のパナマ船籍の調査船が4日連続で活動しているのが確認されている。
中国が尖閣強奪を虎視眈々と狙っているのは周知の事実だが、沖ノ鳥島についても「沖ノ鳥島は『岩』にすぎず、日本のEEZ設定は不当」などと主張している。
一連の挑発行為が集中しているのは一見すると不可解だが、中国の過去の行動パターンをたどれば不思議ではない。
1996年には、台湾総統選で優位に立つ李登輝総統(当時)を威嚇するため、台湾近海にミサイルを撃ち込む軍事演習を実施している。日本にも昨年12月の衆院選期間中、中国国家海洋局所属プロペラ機が尖閣南方の日本領空を初めて侵犯したことが記憶に新しい。
選挙期間中は、安倍首相や主要閣僚が遊説などに忙殺されるため、21日の投開票日まで中国の同時多発挑発が続く可能性もある。中国の挑発は、参院選に影響するのか?
国際政治学者の藤井厳喜氏は「中国ではバブル崩壊が始まっており、さらに『反日』『軍事拡張』に進む。安倍政権を揺さぶろうとしても、日本国民は領土領海を強く意識する。逆効果ではないか」と語っている。






