ルノアールがあったので
入った。
『あのう、すみません。突然声をかけて。』
私、絶対怪しい勧誘と思われている。
あ、でも私のやっていることは逆ナンで
勧誘と同じかあ。なんだか後ろめたい。
『いいです。今暇なんで。それと無職なんで
何か食べさせてくれたら嬉しいなあと正直下心ありました』
と。
昔の私なら
『はあ!?何ふざけているの!!』とキレているところだが。
突然、声をかけたのは私だし。それと正直な人だなぁと思った。
『私は、A子です。』
『僕は、N』とお互いの名前を伝えた。
『新卒で入った会社がブラックで過労死しかけたこと、コロナ禍で実家の民宿の経営が傾き無理をした
おじいさんが亡くなられ・お母さんが変わりに経営をしていると。そして今転職活動しているが新卒で入った企業を半年で
辞めてしまったのでなかなか次の就職先が決まらないと』
『そうか。大変だね。それは。』と応えながら力になりたいと思った。
『私はね。。』といろいろこれまでの話しをした上で
『跡取りプロジェクトしているの。つまり子供作ってくれる人探しているの』
自分で言葉に出して恥ずかしくなった。相手は一回り以上も年下の青年。
おばさん何言っているのか。って感じでしょ。
『あ、あなたにお願いってわけじゃないの。こんな活動しています。』って。
すると
『僕、そのプロジェクトの相手に選んでもらっていいですか』
と。
『えっ?』