今でもつい、定番のサイドメニューとして追加注文してしまう。

このような、どこか昭和の香りのする庶民的な一皿に、この店の最大の魅力があるのではないだろうか。

さて、「若○」に通って10余年。今もなお、時々無性に食べたくなる鉄板メニューベスト3を紹介して、第1回を締めくくりたい。

第3位 「唐揚げ定食」
揚げたてのジューシーさがいい。量もかなり多い。

第2位 「ニラレバ定食」
レバーの臭みは一切なく、驚く程柔らかい。元気をもらえるスタミナメニュー。

第1位 「肉野菜炒め定食」
野菜をいっぱい摂りたい時は最高。
お腹だけでなく心まで満たしてくれる王道メニュー。

ともあれ、「若○食堂」は山梨を代表する定食屋さんであることは間違いない!
これからも、甲州人の胃袋を守る「母の味」を提供していって欲しい。

その美味しさに一気に食べ尽くしてしまった私は、その日以来、この定食屋(むしろ「大衆食堂」と言った方がしっくりくる)に通いつめることになった。

行く度に、何を頼もうか迷い、一種の冒険心からいろいろなメニューを試した。
それだけ、この店のメニューは多岐に渡る。「野菜炒め定食」「唐揚げ定食」「ニラレバ定食」といった定番の定食メニューから「ラーメン」「カツ丼」「カレー」といったオーソドックスなメニュー、そして、「肉皿」「タコの唐揚げ」「モツ煮」「冷奴」「刺身」といった一品メニューも豊富に揃う。

実にオールマイティー。定番の料理なら何でもあると言ってよい。

中でも、面白いのが「月見納豆」「目玉焼き」「ほうれん草のお浸し」「マカロニサラダ」といった、普通家庭でしか食べられないような、庶民的なメニューがある点だ。

あまり食べている人は見かけないが、実際、「月見納豆」や「マカロニサラダ」は食べてみたことがある。
結果は「美味い!」確かに、料理として手の込んだものではないが、普通に美味い。
特に、「マカロニサラダ」は、懐かしささえ感じさせる秀逸な一品。食べる者をホッとさせる味だ。

早速、メニューを見て目についた『肉野菜定食』を紙に書いて注文。待つことわずか5分程。若干キャラが濃い目のおばちゃんがお盆に乗せて持ってきたその定食にビックリ!!
皿の上には半端ない量の肉野菜炒めが山盛り。さらに、少し欠けたどんぶりには若干乱暴とも思える大盛りご飯。それに味噌汁、冷奴、漬物がついている。
一体何なんだろうこの豪快さ、このサービス精神、このおおらかさ。
この驚きと感激は忘れられない。

一瞬たじろいたもの、何かに急き立てられるように、料理を口に運ぶ。
肉野菜炒めはスープのだしが効いていて、野菜の旨味が溶け出した優しい味。野菜もしゃきしゃきした食感が堪らない。平凡な具材しか使っていないのに、今まで食べてきた野菜炒めとは明らかに違う。しかし、それでいて、何故か懐かしさを感じる。
黙々と口に頬張るが、肉野菜炒めの山はなかなか小さくはなっていかない。しかし、冷奴や漬物が箸休めにぴったりで、量の多さに飽きることはない。