「一つ上のレベル」へ!覚醒した子の具体的な学習法を公開
前編では、息子が日曜実戦で過去最高順位を取り、親が涙した算数克服の道のりについてお話ししました。
今回は、いよいよ国語・理科の成績急上昇の具体的なノウハウと、今後の親子の学習戦略について深掘りしていきます。
苦手な部分が伸び悩んでいるお子さんを持つ保護者の方に、きっと具体的なヒントが見つかるはずです✨。
本文
1. 国語:記述の「メインディッシュ」12点満点を獲るコツ 📝
今回、息子が大きな自信を得たのが、国語の「理由説明の記述問題(配点12点)」で満点を取れたことです。
「コツはなかなか言葉では表せない」と言っていた息子ですが、彼が宿題で実践していたノートのまとめ方から、満点を獲るための具体的なステップが見えてきました。
- ステップ1:要旨の抽出
- 「先生に言われたとおり」に、解答に必要なキーワードや文章の要旨を2つ、丁寧にノートに書き出す。
- ステップ2:論理的な接続
- その2つの要旨を、「接続詞」(しかし、なぜなら、だから)を用いて、論理的な関係が明確になるように繋ぎ合わせる。
- 最大のポイント: 息子は、この「接続詞を使ってまとめる」という作業を、先生の指導通りに忠実に、繰り返し行っていたことです。部分点止まりだった記述が満点になったのは、論理的な型を体に染み込ませた結果だと分析しています。
2. 理科:急上昇の遠因!「図鑑学習」の意外な効果 🔬
いつも下位にいることが多かった理科が、特に対策をしていないにも関わらず急上昇したことは、正直驚きでした。
要因として考えられるのは、息子が最近ハマっていた「理科の図鑑を眺める時間」です。
- 知的好奇心の燃料: 図鑑は「勉強」ではなく「楽しみ」です。理科の知識が、単なる暗記ではなく、生きた情報として頭に入り、定着しやすくなっていたと考えられます。
- 模試との接点: 模試の出題範囲が、偶然にも息子が図鑑で興味を持って見ていた分野と重なったことで、知識が点と点として繋がり、一気に成績に結びついたのかもしれません。
【親へのヒント】
「対策」として理科の図鑑を無理やり見せるのではなく、休憩時間や気分転換の際に、自然と手が伸びる環境を作ってあげること(リビングに置くなど)が効果的かもしれません。
3. 「覚醒」を維持するために!親子の今後の戦略
今回の結果は大きな喜びですが、ここで気を緩めずに、この「覚醒」を維持し、さらに力を伸ばすための戦略を立てました。
- 算数: 基礎が固まった今、次のステップとして応用問題への取り組みを強化します。平均点を超えた自信をバネに、今まで手が出せなかった難問に挑戦させます。
- 国語: 記述の型は掴みましたが、さらに複雑な文章の読解力を高める訓練が必要です。記述だけでなく、長文全体を正確に読み解く訓練の比重を増やします。
- 志望校対策: 憧れ校への合格が現実的になったため、過去問研究や「志望校別対策」の開始時期を前倒しすることを検討しています。
まとめ
「覚醒の瞬間」は、継続と正しい型の先に待っている
国語の記述も算数の克服も、全ては「正しい型(ノウハウ)を忠実に、地道に繰り返す」努力が報われた結果です。
特に成績が伸び悩んでいる時期こそ、「この努力は必ず報われる」と信じ、親が冷静に子の努力の方向性を確認してあげることが大切だと感じました。
私たち親子も、今回得た自信とプレッシャーをバネに、目標に向かって走り続けます。すべての中学受験生とそのご家族を心から応援しています!💪✨