母は来月86歳になる。頭はとてもしっかりしているが、足が悪いため家の中でも車椅子で、歩行や立ち上がりに時間がかかる。ベッドは頭と足の角度を上げられるタイプを使用しており、ベッドのすぐ横にポータブルトイレを設置し、起き上がりや立ち上がり用の手すりもレンタルで付けている。

それでも、トイレに行くのは一苦労だ。でも母は、「これが毎日のリハビリや」と言ってる。


母は一日中おしっこが近く、だいたい1時間おきくらい。夜も同じだ。寝る前に軽い睡眠導入薬を飲むので、最初の3時間ほどは眠れるが、そのあと目が覚めるともう以前のように長くは眠れない。数年前から口の渇きもあり、ベッドの枕元に置いた水を少しずつ飲みながら、またすぐトイレに起きる。

医学的には、高齢女性に多い頻尿の原因として、膀胱が過敏になる状態である過活動膀胱や、加齢に伴う夜間頻尿などが考えられるそう。


トイレまで間に合わず漏らしてしまう事が、以前何度かあり、それ以来母の希望で紙パンツとパッドをつけている。しかし母は排尿について強い自尊心を持っており、パッドやおむつの中で排尿することを「粗相」と感じている。なので、ポータブルトイレで排尿することを強く望んでいる。また、パッドに少しでも尿が出ると、吸収量に関係なくすぐに交換したがる。


起き上がる。ポータブルトイレまで体を動かす。立ってズボンとパンツを下ろす。そして、拭くのも大変なのに必ず自分でやりたがる。「自分のことは自分で」という気持ちが、まだこんなに強いんやなと感じる瞬間だ。

トイレ動作を楽にするためウエストがゆるいズボンを着用している。母はズボン以外の衣類(ラクなワンピースや寝巻き型など)は、裾がはだけるので嫌だと言う。


昨日は少し心配なこともあった。夜中に胸が締め付けられる痛みがあったのだ。約3分ほどでおさまりとりあえず事なきを得たが、母は50〜60代のころに狭心症と診断されていたので、念のため今日、内科の先生に話し、ニトロを処方してもらった。今後、胸の痛みが長引く場合や強くなる場合は、すぐ受診しなさいと言われた。


年を重ねると、体のあちこちが少しずつ思い通りにいかなくなる。

幸い日本には、数々の便利な用品も揃っている。

でも母は今日も、「トイレ」と言ってベッドから体を起こす。


そうにゃにょか!はにゃちゃんも頑張らねば〜♪