佐藤さんは、本当に最初から真剣だったんだ。

遊びでもなく。

様子見でもなく。

ちゃんと将来を考えた上で、わたしと付き合ってくれている。

そのことが改めて伝わってきました。


少しして、またLINEが届きます。

『母がすごく喜んでました😊』

思わず笑顔になります。

でも、その笑顔は長く続きませんでした。


ふと頭に浮かんでしまったんです。

わたし、四十歳。

子宮内膜症。

妊活。

境界悪性だったこと。

もし、そのことを知ったら。

ご両親はどう思うんだろう。


「もっと若い人がいるんじゃない?」

そう思われるかもしれない。

「子どもを産めるか分からない人と?」

そう思われるかもしれない。

勝手にいろんな想像が膨らみました。


もちろん、まだ何も言われてもいません。

会ったことすらありません。

それなのに、一人で不安になってしまう。

わたしって本当に心配性だな。

そう思いながら苦笑いしました。


その下を読み進めて行くと

『それでですね、母が一度ななさんに会ってみたいって言ってました😊』

その一文を見た瞬間、心臓がドクンと大きく鳴りました。

会う。

ご両親に。

まだ付き合って間もないのに。

嬉しい。 

でも怖い。

期待と不安が一気に押し寄せてきたんです。


わたしはスマホを握りしめながら、しばらく画面を見つめていました。


次回へ続きます。


今回も読んでくれてありがとうございます。

読み逃しないようにフォローして頂けると嬉しいです。