【七転び八起き：定期試験】

　夏の扉がすぐそこまで来ている今の時期、学生さんにとって試験期間等忙しい時期ですね。

　ゼネコンを３６歳でリストラされた無資格のおじさんが栄養士の専門学校で２度目の学生生活を楽しんでいた時、定期試験時に体験したことを今回は、お話致しましょう。

　専門学校といえども、短大扱いなので、大学同様、前期（７月）と後期（２月）に定期試験があります。（嫌な季節である）

　小学校から大学卒業まで、勉強などをしたことも無く、当時の我々武道系学生は、一般学生と異なり、解答用紙に「言い訳」・「カレーライスのおいしい作り方」・「校歌」など答案用紙の裏に、書き込むと、合格点がもらえる「マジックアイテム」によって切り抜けていたものですから、まともに試験など受けたことなどありませんでした。

　そんな私ですが、社会人を12年もしていると、出題範囲が決まっている試験の資料作成は、意外と簡単に出来るもので、パソコンで作成した資料をプリントアウトして休み時間などに眺めていると、周りの学生から見せてほしと言われたので、別に減るものでもないので、見せてあげると、学生が作る資料よりも理解しやすいようで、コピーさせて欲しいといわれたので、あげました。（どうせ自宅のパソコンにデータが残っているので、プリントすればよい事です）

　翌日、学校へ行くと、クラス中の学生から各教科の資料がほしとせがまれたので、次々と希望する学生に渡した結果、私の作成した資料が知らないうちにクラス全員の手に渡っておりました。

　定期試験も終了し、結果発表された時に、クラスの平均点は、学校始まって以来の高得点（全教科９５点以上）となり、カンニング疑惑まで持ち上がる程でした。

　若いという事は、大変素晴らし事で、当時３６歳のおじさんなど１週間かけてやっと覚えた事も、もらった資料を一晩勉強しただけで頭に入る様でした。

　おかげで、資料を作った私よりも高得点（100点）の学生も数多くおりました。

　悔しかったので、後期試験の時は、資料配布をする事をやめました。（心が狭い😭）

　後期試験の結果は、ご想像にお任せいたします。(≧▽≦)

#人生をかえた転機は【七転び八起き：定期試験】