(※このブログにはショッキングな写真が含まれます)
安倍晋三元首相のご冥福をお祈りいたします。
まさか選挙運動中の政治家が凶弾に殺される事が今の日本であるのかと大変ショックを受けています。
私は決してあのような犯罪を許しません。
私がこのブログを書いたのは、8年前、2014年に「怒りのブルドーザーデモ」という安倍政権の退陣を求めるデモに参加していたからです。
私は主催団体や政党、政治団体のメンバーではありませんでしたし、今もそうです。
だからデモの計画には一切関わっていないのですがTwitterで告知を見て参加しました。
主催団体のメンバーやそのフォロワー、要するに安倍政権に反対していた人達とは面識もないですし、当時も今もTwitterでのリプライやダイレクトメッセージすらした事はありませんでした。
(当時使っていたアカウントは数年前に削除してしまったのでもう確認できないのですが、いいねとリツイートぐらいはしていました)
現在Twitterではこのデモの写真が拡散されています。ブルドーザー(本当はホイールローダーですが、ここではブルドーザーで通します)が公道を走り、道路に置かれた安倍首相(当時)のお面をタイヤで踏み潰す写真です。
この写真について、一般参加者の1人としての見解を述べます。
・少なくとも私はこのシーンを生で見ていません。
・このパフォーマンスは参加者の一人が始めた事でその人は周囲から批判されていたという証言を発見しましたが、この証言が本当かどうかも分かりません。
こんなこと、ってなんだよ?いつまでも同じネタでよく飽きないな。
— jazzycomunication (@jazzycomunicat1) July 9, 2022
そのドラムは別の参加者に借りたもの。ブルドーザーデモの件は一部参加者がやったことで、その場で批判されてた。写真をまぜこぜにして印象操作すんのダセェ。
・この写真は2022年7月9日、つまり事件の翌日に初めて見ました。あの時ブルドーザーがこんな事をしていたのかとショックを受けました。
・私はいかなる暴力的なパフォーマンスも行いませんでした。
実は、ブルドーザーがデモに参加することは当日までTwitterでも知らされていませんでした。
私はデモが出発してから途中の沿道で合流したため、出発前のスピーチは何も聞いていません。
もしこのとき主催者が「ブルドーザーで安倍のお面を潰す」と説明していたら私はこのデモには参加していません。
私は知らなかったとはいえこのような暴力的なパフォーマンスを含むデモに参加した事を後悔しています。
あのような暴力的な演出は当時も今も肯定しませんし、参加したのは不適切でした。
また、これは私が参加しなかったイベントなのですが、2014年11月の「赤旗まつり」でドラムに安倍氏の写真を貼り付けていた
のも2022年7月9日になって初めて知りました。
参加しなくて本当によかったで
す。
デモの告知の画像はイスラエル軍の装甲ブルドーザD9Rの写真を加工したものだという事も最近になって知りました。
あまりRTされていなかったとは言え2014年のデモ終了直後にTwitterで指摘していた人がいるのは事実です。
デモ終了後とはいえ当時指摘されていたのに今更知った事を恥ずかしく思います。
Twitterでデモの告知を見たので例の画像も見ていたと思いますが、イスラエル軍のブルドーザーだとは気づきませんでした。
外国軍の装備をデモの告知画像に使ってたと当時から知っていたら参加していませんでした。
安倍氏のお面をタイヤで踏みつけても、ドラムスティックで安倍氏の顔を叩いても何も解決しません。
ストレス発散なら人のいない場所でやってほしいです。デモや集会でやると他の参加者も巻き込んで迷惑になります。
私は、安倍内閣の退陣を求めるデモに参加した事自体は後悔していません。
日本には言論の自由があります。誰もが政治を批判する自由はありますし、退陣を求める事自体を批判するのはやめていただきたいです。
しかし、あのような暴力的なパフォーマンスをするデモにはどんな主旨であれ参加するべきではありませんでした。
そのようなパフォーマンスがあるとは全く知らなかったとはいえ、参加してしまった事を反省しています。
知っていたら絶対に参加しませんでした。
私が2014年当時、安倍氏を総理大臣にふさわしくないと思った理由をお話します。
当時、集団的自衛権の行使容認が閣議決定されました。
閣議決定の直前からこの報道を追っていた私は集団的自衛権を認めない方がいいと考えるようになりました(なぜそう思ったのかは、本稿の主旨と逸れるので割愛します)。
当時、集団的自衛権に反対するデモが週末に行われており、非常に迷いましたが参加しました。まだデモに参加した事がなかったんです。
誰かに写真撮られたら今後の人生にどんな悪影響が出るのか分からなかったけど、ちゃんと反対しなければ将来後悔するかもしれないと思い参加しました(私の知る限り、そのデモには暴力的なパフォーマンスはありませんでした)。
また、閣議決定の日が近づくと毎日夕方から夜に官邸前で抗議活動も行われるようになりました。都合がつく時は参加していました。
閣議決定の当日だったと思うのですが、非常に多くの人々が抗議活動に参加しました。
地下鉄の国会議事堂前駅で降りて、出口に向かうエスカレーターに乗っている最中、私より前に大学生ぐらいの女の子が乗っていたのを未だに覚えています。
出口の前では駅員さんが警備していました。それぐらい多くの人々が抗議活動に参加していたんです。
参加者は高齢者が最も多かったと思いますが、高校生か大学生ぐらいの若者の姿も何人も見かけたし、30代や40代ぐらいの人達もいました。
こんなに多くの人達が抗議活動をしているのに見送りもせず閣議決定した安倍氏を疑問に思いました。
前年に特定秘密保護法案を強行採決した事もあり、私は安倍氏を総理大臣にふさわしくないと考えたのです。
そういう訳で「怒りのブルドーザーデモ」にも参加しました。
私は集団的自衛権に反対したことを後悔していません。
暴力的なパフォーマンスのない、誹謗中傷やヘイトスピーチをしないデモに参加した事は後悔していません。
しかし、暴力的なパフォーマンスを含む「怒りのブルドーザーデモ」に参加した事は後悔しています。
あんなデモに参加した奴らは許せないとお考えの皆様へ。
他の参加者や主催者の考え方は分からないので私の考えだけ申し上げますが、参加したことで皆様に不快な思いをさせたことをお詫びします。
暴力的なパフォーマンスやヘイトスピーチ、誹謗中傷には一切賛同しません。
ただ、政権に抗議するデモに参加する事自体は言論の自由であり、批判される事ではないと断言します。
考えたことがあります。
デモの演出を事前にどうやって確かめればいいのでしょうか。
Twitterで主催者に問い合わせればよかったのかもしれませんが真実を答えてくれるとは限りません。
暴力的なパフォーマンスはないと回答されたのに実際にはあったらどうすればいいのか、不安になります。
本当かどうかは分かりませんが、お面をタイヤでひき潰すパフォーマンスは参加者の一人が始めた事でその人は周囲から批判されていたそうです。
だとしたら主催者のコントロールできないところでパフォーマンスがなされた事になります。
私は告知画像のブルドーザーがイスラエル軍の装甲ブルドーザーだと気づきませんでした。
気づかずにデモに参加してしまってもその事実は取り消せません。
当時私が何歳だったかは伏せますが、特に若者は同様の失敗をしやすいと思います。
例えば外国人の参政権に反対する若者がいたとします。
この考え方自体は外国人差別ではありませんが、Twitterである市民団体が外国人参政権に反対するデモを告知したとします。
その告知画像にハーケンクロイツがあったけど、その若者はハーケンクロイツがナチスのマークだと知らず、ナチスを支持するつもりがないのにネオナチの市民団体(あるいは、ネオナチを疑われる市民団体)主催のデモに参加してしまった。
「んなことあるか?!」と指摘されそうですがあくまでも例えです。
その若者はネオナチ主催のデモに参加したということで学校で処分を受けるかもしれない。
就活でも人事にネオナチ主催のデモに参加した事(それ自体は事実)を知られて不採用になるかもしれない。
既に就職していたら懲戒解雇されるかもしれない。
仮に学校や職場は理解してくれたとしても、SNSで実名と顔を晒されてネオナチだと叩かれるかもしれない。
いっときの判断ミスや無知で今後の人生を狂わされる恐れがある。
それが現代の日本でデモに参加するという行為なのだと思い知りました。
デモへの参加は言論の自由で保障されています。
デモの主旨が自分の価値観と相容れなくても中傷はしてはいけませんし、デモに参加した事自体を偏見の目で見るのはあってはならない事です。
けれども、デモ参加はデジタルタトゥーになり得るのだと実感しました。
安倍氏が殺される事など今まで望んだことはありません。
それでもあのデモに参加してしまったため、私は安倍氏に暴力をふるいたかった人だと思われてしまいます。
あのパフォーマンスを知らなかったとはいえ、今後の人生でずっとついて回るのかもしれません。
犯人の動機は政治とは関係ないそうですが、Twitterなどでの安倍氏批判と犯行を結び付けた意見を述べた有名人もいます。
私はそのような愚行は行っていませんが、安倍元首相が撃たれたというニュースの直後、リベラルの野党や政治家の支持者(なりすましの可能性もありますが)を名乗る匿名の人間が事件を喜ぶツィート、因果応報だと言うツィートも見かけました。
一部でもこのような人達がいると、日頃から安倍政権批判をしていた人間全員が疑いの目で見られます。
殺されたことを「因果応報」と罵るのはもちろん許せません。
そう思う一方で、政治家とくに総理大臣などの権力者を批判しにくい世の中になりそうで、そもそも政治の話自体がますますタブーになっていきそうで心配です。
安倍氏の死因は他殺ですが、今後首相及び首相経験者がSNSの「政権批判を含んだ誹謗中傷」を苦にして自殺する事件が起きるかもしれません。
万が一そのような事件が起きたら、誹謗中傷をしていなくても政権批判をした人全員が批判にさらされるでしょう。
そんなことを考えました。
最後に改めて申し上げます。
私自身は暴力的なパフォーマンスをしていません。
また、暴力的なパフォーマンスを含むデモだとは知らなかったけれども、そのようなパフォーマンスを含むデモに参加してしまったことを反省しています。

