やっと暑い夏が終わる。
リフォームされた快適な家に引っ越して半年が経とうとしていた。
父がシャワーで身体を洗った後、浴槽にお尻を入れてから、外に出ている足を母に浴槽に入れてもらっていたが、今ではそれも1人でできるようになった。父は1人でできるだけやれるように努力する。本当に努力家だ。
ちなみに歩行器を借りて2ヶ月が経つが、まだそんなに変化はない。家の中では、歩行器で過ごしたいと言っていたが、それをやってないのは、きっと難しいからだろう。でも、努力家の父なので、いつの日か歩行器で過ごすようになれる気がする。
実は脊髄梗塞を発症する少し前の話だけど…約2年ほど前のこと。
父は、血便検査で大腸に腫瘍が見つかった。内視鏡で取り除いて調べたら、カルチノイドだった。癌と同じ性質で悪性なので、大腸を一部切ったほうがいいといわれていたが、それを断った。先生は、癌と同じように転移していく腫瘍だから切除をすすめたが、父は年も年だし大腸に袋をつける生活が嫌でその選択をしなかった。その決断から1ヶ月後、父は脊髄梗塞を発症した。なんとも残酷すぎる、追い討ちだった。
父は、今リハビリの努力もしているが、きっと心のどこかで転移の不安を抱えながら生活していると思う。
私と父は、少し似ている。だから父の気持ちが良くわかる。そのせいか私は父に執着しすぎちゃうのかも。毎日毎日、父に笑顔になる時間を与えたい。父が救急車で運ばれた日に、苦しいほど泣いた私は、父がこの世からいなくなるなんて、私は絶対に考えられないし耐えられない。甘えん坊の私にとって、父との時間は、本当に大事。できるだけ長く、ずっとずっと一緒に笑っていたい。
母は、なぜか大きな病気をしない。なので母の心配はしていない。母は元気でいるのが当たり前だと思っている。だから、ずっと元気でユニークな母でいてね。
その逆で父ばっかり大きな病気をする。
私が似てるから、私も病気になるのではないかと、少し不安になるが…今はネガティブなことを考えるのはやめよう。
#脊髄梗塞