こちらが大ヒット中です
ということで、目黒蓮の出演作品を観ていこう、となります
お正月に観たこちらが映画出演第1作です
そして2作目がこちら、Netflixで見つけました
2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午による同名ベストセラー小説を、大泉洋主演、有村架純、目黒蓮(Snow Man)、柴咲コウの共演、廣木隆一監督のメガホンにより映画化。
小山内堅は、愛する妻と家庭を築き、幸せな日常を送っていたが、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を同時に失ったことから日常は一変する。
悲しみに沈む小山内のもとに、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。
事故当日、娘の瑠璃が面識のないはずの三角に会いに来ようとしていたという。
そして、三角は娘と同じ名前を持ち、自分がかつて愛した「瑠璃」という女性について語り出す。
それは数十年の時を超えて明らかになる許されざる恋の物語だった。
原作は、直木賞受賞作品だそうですが未読です
原作は“傑作純愛小説“とされていますが、
本作は私からみればもうホラー映画です
1980年、ジョン・レノンが亡くなった日
青森県八戸市出身の小山内堅(大泉洋)と梢(柴咲コウ)は都内で結婚式を挙げました
翌1981年“瑠璃“が生まれます
「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の“瑠璃“がいい
夢で赤ちゃんに語りかけられて梢がつけた名前でした
1988年、7歳の瑠璃は高熱を出し5日も意識不明になります
そして回復後から大人びた側面を見せる子供になり、梢を困惑させます
大人のような絵を描き、
この歌を英語で口ずさみ、
デュポンのライターの扱いにも長けています
ある日瑠璃は行方不明になり大騒ぎになります
放課後1人で自宅のある多摩市から高田馬場まで、“アキラくん“に会いたいと出掛けてしまったのです
瑠璃は高田馬場のとあるレコードショップ前で無事警察に保護され、父が迎えに来るまでそのレコードショップで「アンナ・カレニナ」のビデオを観ていました
「アンナ・カレニナ」です
「カレーニナ」ではありません
「カレニナ」版は1935年のグレタ・ガルボ主演作と1948年のヴィヴィアン・リー主演作です
レコード店の店長が「小さいのに趣味が渋い」と褒める訳です
高校卒業までは勝手に家を出ない、そう父と約束する瑠璃でした
しかし、瑠璃は18歳の誕生日に母の梢が運転する車でともに交通事故で死亡します
2000年、
家族を失った小山内は東京のゼネコンを退社、故郷の八戸の港で魚の卸業を営んで老いて足の不自由な母親と暮らしています
そこに、三角哲彦(目黒蓮)と名乗る人物が訪ねて来ました
彼は、あの事故の日18歳の瑠璃から初めて電話を貰い話をした、と言います
そして、もう1人の瑠璃(有村架純)の話を始めます
1980年、ジョン・レノンが亡くなった日
高田馬場のレコードショップでバイトする大学生の三角は謎めいた年上の女性と偶然の出会いをします
お互いに名乗らず別れたはずでしたが、高田馬場駅前交差点や早稲田松竹で偶然?の再会を重ねていきます
ともに青森出身の2人は惹かれ合い、そのひとは「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の“瑠璃“とだけ自己紹介します
三角哲彦(あきひこ)が“アキラくん“と母に呼ばれていたと自己紹介すると、瑠璃も“アキラくん“と呼ぶようになりました
瑠璃の生い立ちは幸せとはいえませんでした
両親を失い祖母に育てられ、その後は親類の間をたらい回しされた彼女の望みは、素敵な両親のもとにもう一度生まれ直し幸せな人生を生きることでした
三角も瑠璃も映画好き
8mカメラで瑠璃の姿を撮影し、三角の部屋でそれを映して楽しむ、そんな密やかな時間はすぐ終わりを迎えます
ある日、高田馬場駅近くの西武新宿線の踏切で瑠璃は事故死してしまいます
悪い予感がしてその踏切まで駆けつけた三角でしたが、既に彼女は亡くなっていました
三角は新聞記事で、彼女の名前が“正木瑠璃“と初めて知ります
三角は小山内に、
小山内の娘から「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の“瑠璃“と自己紹介されたこと、7歳の瑠璃が訪れたレコードショップでバイトしていたこと、瑠璃(有村架純)も「アンナ・カレニナ」が好きだったこと、この曲を好きで口ずさんでいたこと、など、
懐かしい思い出を語り、
二人の瑠璃には何か関係がある
もしかすると、瑠璃(有村架純)は生まれ変わるために事故死したのではないか、と言い出します
当然そんな話は小山内に理解されません
2007年12月、瑠璃と梢の事故死から8年後、
高校時代の瑠璃の親友、ゆい(伊藤沙莉)と小山内は多摩市で再会します
多摩市のホテル、名物が“どら焼き“のラウンジで、
ゆいは7歳の娘・るりを伴っていました
ゆいは二人の瑠璃の事故死の真相を語り始めます
かつての小山内の同僚、正木竜之介(田中圭)は瑠璃の夫でした
銀座の高級喫煙具店の店員だった瑠璃は客の正木と出会います
瑠璃は正木にデュポンのライターの説明をしています
正木は瑠璃にプロポーズします
しかし、幸せな結婚生活はすぐに終わってしまいました
瑠璃は不妊症だったのです
100人の社員を抱える建築設計事務所の社長の正木には夢がありました
父から受け継いだ会社を大きくすること
その会社を自分の子供に引き継ぐこと
不妊症を責め、瑠璃を「ハズレくじ」と罵る正木は、それでも離婚するつもりはありません
しかし瑠璃の不倫、暗く俯いていたばかりの瑠璃の笑顔を見た正木は怒りを爆発させます
その暴力を恐れ、瑠璃はついに三角のもとに逃げ出そうとしますが、正木に追われあの踏切で事故死しました
瑠璃を失った正木は一時は廃人のようになり、会社も潰してしまいましたが、大学の先輩の伝手で小山内の務めるゼネコンに入社
そして、小山内の娘瑠璃が「リメンバー・ラヴ」を口ずさむ姿を偶然見て、彼女は生まれ変わりではないかと疑いストーカーと化していきます
正木は何としても“アキラくん“こと三角哲彦の居場所を知ろうと瑠璃に迫ります
あの瑠璃の18歳の誕生日、学校まで押しかけてきた正木に必死に対峙し瑠璃を逃したのはゆいでした
追い詰められた瑠璃は“アキラくん“に危険を知らせようと梢の車で出かけます
しかし、猛スピードで追跡してきた正木の車のせいで梢は運転を誤り、二人は事故死したのでした
ゆいは自分の娘るりが瑠璃の生まれ変わりと信じていました
るりは瑠璃と同じように、胎内から「“るり“と名付けて欲しい」と訴え、7歳で発熱し、「リメンバー・ラヴ」を歌い、人形に“アキラくん“と名付けました
普通は前世の思い出を忘れてしまうが、時に満たされない強い思いを持つ者がその記憶を失わない
自分は正木瑠璃であり、アキラくんに会いたい
そこで失恋しても新たな道に進める
そして自分が生まれ変わったらゆいに分かるようサインを送る
18歳の瑠璃がゆいに語った通りでした
ゆいは、
瑠璃が想像で描いた“アキラくん“の肖像画も知っていました
瑠璃(有村架純)が贈ったTシャツを着ています
ゆいに頼まれ、遺品の中からこの肖像画を見つけて持参した小山内は、この青年の顔が7年前に訪ねてきた中年の三角に似ていることは認めますが、
それでも頑なに瑠璃の生まれ変わりを拒否します
しかし、るりが瑠璃として小山内に語りかけてきます
梢は瑠璃の話を信じてくれたことや、小山内はズッと好きなお父さんだよ、と言われて、小山内は全てを受け入れます
この日、連絡のついた“アキラくん“と高田馬場で再会する、
生まれ変わりはるりだけではないかもしれない、
るりは小山内にそう告げ、一人ホテルを出ます
るりは高田馬場駅に着きました
1980年の大人の瑠璃と大学生のアキラくんの姿になった二人は20数年ぶりの再会を果たします
小山内は帰りの東北新幹線の車内、ゆいに渡されたビデオカメラを取り出します
そこには事故死の前日、瑠璃のバースデーパーティーで、
梢が小山内との出会いの真相をこっそり語る姿がありました
小山内は大学で八戸出身の後輩・梢と出会い一目惚れしたと思っていました
しかし、本当は高校1年生の梢が親切だった小山内に憧れていたこと、親の反対を押し切って小山内と同じ大学に進学したこと、八戸の話題を出して小山内に気付いて貰おうと頑張ったことなどが語られていました
ガラガラの車内で小山内は号泣します
八戸駅には、
助手席のみずきは後部座席の小山内に、今日出かけた「庭園の美しいホテルのラウンジ」の話を聞くと、「あのどら焼きの美味しいところね」と答え、
驚く小山内に
梢と同じように「シーっ」
そして「おかえり」
車から見える夜空には綺麗な月が浮かんでいます
確かに純愛物語ではありました
泣かされてしまうシーンもいっぱいありました
特に8年ぶりに初めて封を解いて遺品を取り出し眺める場面
あれはキツいです
この子が18歳で死んでしまうと分かっていただけに辛かった、と語っています
さて、そんな純愛映画ですが、
まず変なのが、小山内夫婦を除くと、親に当たる人物が妙に少ないんです
瑠璃や三角はともかく、正木は新宿区内の立派な庭付きの一軒家に住んでいますが、瑠璃と二人暮らしだったようです
「父の会社云々」と言いますから、父親は亡くなったとしても母親は?
瑠璃の親友ゆいは10代でるりを産んだようですが、夫の話は出てきません
介護士の荒谷さんは2000年大きなお腹を抱えながら小山内の母の介護をし、2007年にはみずきを連れて小山内のお迎えに八戸駅まで出迎えてくれます
その前にはお墓参りまでしてくれますが、これは介護士の仕事ではないですね
みずきの父親は?
田舎でこんな姿見られたら、どんな噂が流れることやら
原作にはどう書いてあるのか
単に制作費の問題で登場人物を抑えたんだろうか
とまあ、バカなことを考えていたら、
ホラー味たっぷりの妄想が湧き出てくるのは止められません
何故、正木竜之介は瑠璃の生まれ変わりに気付いたのか?
答え、正木自身も満たされない思いを抱えたまま、生まれ変わりを自覚した人間だったから
もしかしたら、彼は1980年の瑠璃よりもっと前の代から瑠璃に固執していたのかもしれない
だから不妊症と知り「ハズレくじ」と罵りながらも瑠璃から離れられなかった
そして、三角哲彦が自分より優秀か確かめたい、と正木が18歳の瑠璃に迫ったのは、三角は覚えていないが、前世からの因縁があったから、かもしれない
もっといえば、三角、瑠璃、正木の三角関係は昔々から延々と続き、正木だけがその思いに取り憑かれ続けている、のかも
ゆいや小山内の話から想像すると、正木は三人も死に追いやっておきながら、のうのうと生きながらえているようです
でも心のうちにはきっと妄執が渦巻いているかもしれません
正木はまた生まれ変わって、前世の記憶を失った三角や瑠璃の新しい命を追い続ける
究極のホラーですね
妄想も楽しいですが、ここら辺でやめておきましょう
最後に面白かったワンカット
高田馬場あたりの神田川の川べり
こんな感じのフェンスを棒切れで「タララララッ」としながら瑠璃が歩くカットが挟み込まれたシーン
映研の学生がいかにも撮りそうなカットで、そのあとの三角が将来映画を撮りたい、と言う話の前振りに見えて、ちょっと懐かしさを覚えました
最後までお読み頂き有難うございました






























































































































