森松 達
麻布高校出身
早稲田大学出身

『Be the best version of yourself』

ラクロスの本場カナダでラクロス留学をしています。
ラクロスに本気で向き合いたい、もっとラクロスが上手くなりたい、もっと上のレベルを目指したい、との想いから2019年末に会社を退職し、カナダに渡りました。
ラクロスという所謂「マイナースポーツ」のために安定したキャリアを捨てることは、一般的に「おかしな」選択なのかもしれません。大学で出会ったスポーツにここまで情熱を捧げることになるとは予想していませんでした。
高校までは野球一筋だったものの思うように結果は出ず、日本一はおろか、甲子園も夢のまた夢。そんな自分にとって、スポーツの世界で日本一になる、というのはすごく魅力的で、ラクロス部への入部を決めました。高校生の時は野球以外のスポーツをやることなど全く想像していませんでした。様々な偶然が積み重なってラクロスに出会い、恋をして、夢中になって、今があります。

まだ何かを成し遂げた訳でもなく、皆さんに何か言えるような立場ではないのでしょう。ただ立派に見える「大人たち」も、皆さんの先生たちも、皆さんが尊敬するあの人だって、「正解」など分からずに試行錯誤しながら日々を送っているのだと思います。
今の自分に言えるのは、今の自分にとってラクロスが何より大切で、全てを懸ける価値のあるものだということ。そして自分なりに、「より良い」「より高い」自分になれるように日々過ごすことが大切だということ。
自分の替えなどいくらでもきくのでしょうし、全てを懸けて挑んでも一番になれないかもしれない。
それでも自分の存在を証明し続ける。自分の気持ちに正直に向き合って挑戦を繰り返す。そうする事で最後に「生き切った」と思えるのかもしれません。

皆さんにとって「ラクロス」が本気になれるフィールドであればこれ以上嬉しい事はないですし、そうでなくても何かの巡り合わせで接点を持った際には、皆さんが生き生きとしていることを願っています。
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