12月5日
寒くなってきた。
午前中は、太陽がでていて、ホッとするような暖かさがあった。
ところが、夕方になって急に黒い雲が空に広がって、
一気に冷えてきた。
太陽って偉大なんだなぁ~と。
こんな事を思う時が来るなんて、夏には思いもしなかった。
まぁ、毎年毎年の繰り返しなんだけど、その都度その都度、
忘れちゃうんだよね・・これが・・

さて、先日、近親者のお葬式があった。
喪主という訳ではないいんだけど、近い立場で。
今回ほど、近い立場でお葬式をしたのは、初めてだった。
で、思ったこと。
いろいろと大変なんだなぁ~っと。
故人の遺志によって、身内だけの家族葬にしたんだけど、結局、
参列者が少ないだけ、みたいな感じになっちゃった。
たぶん、故人の想いとは違ったんじゃないかな?
「誰が悪い」と言うことではないんだけど、強いて言うなら、
考え方が先行して、現実が追い付いていない、と言うことなんじゃ?
昨今、「小さなお葬式」だとか「家族葬」だとか、流行りのようになってる。
けど、それに葬儀関係者が悪乗りしてるんじゃないかと。
悪乗りと言うのは変かもしれないけど、結局は、他と差別化することによって、
自分たちの業績を拡大しようとしてるんじゃないかと思う。
「家族葬」だとか「小さなお葬式」だとか、バンバン宣伝して、お客を集め、
その場に至ったら、「この程度の祭壇だと、これくらいかかります」だとか、
「普通はこの程度のクラスが多いです」とか言って、どんどん費用が増えていく。
最終決断するのは、遺族側なんだけどね。
でも、ほぼ初めての経験だし、そこまで固い意志をもって臨んでいる訳でも
ないし、やっぱり、グラグラするのよ。
あんまり質素にしては、故人が可哀そうだとか、思っちゃったりしてね。
で、後で思い起こすと、そういう風になっちゃたりして。
まぁ、業者の思うつぼ?

まぁ、以前にも書いたけど、お葬式なんて言うのは、残った遺族が決めること。
故人の遺志は、残った人が尊重してくれるかどうか、なんだけど。
本当に、遺族に負担をかけたくない、周囲に迷惑をかけたくない、と思うなら、
もっと具体的に、「通夜は行わない」だとか「祭壇は不要」だとか、
キチンと決めておかないとダメな気がする。
現在はまだ、「これが家族葬の標準」という常識的なものが形成されていないから、
そこまで必要なんだろうな~と。

自分なら。
まず、
・遺体の移動や、安置は必要なので、業者にお願いする
 (併せて、火葬の手配もお願いする)
・火葬に付すまでの間の、防腐措置は必要
 (まぁ、お線香ぐらいはあってもいいかな?)
・湯灌やお通夜は不要、お経もいらない
・葬儀は、家族のみで。祭壇等、余計な装飾はいらない。
 (できれば、お坊様によるお経もなしにしてほしい)
・火葬に関しても、焼き切りで。
 (どうしても持ち帰る必要がある場合は、永代供養してもらえるお寺を
  探して、共同の納骨場所にいれてもらう)
以上終了、としたいなぁと。