アメリカ、ニューメキシコ州のある屋敷は屋敷の中に入るとイエス・キリストの天罰が降るという噂があった。留学中の正樹、美波、夏美、海輝は肝試しという興味本意で行ってみた。屋敷の中は玄関もなく長いトンネルが続いていた。美波と夏美は「もう帰ろうよ」というが正樹と海輝は耳を傾けることなく進んだ。美波と夏美は気を紛らわすために留学前の担任の先生について話した。

「担任の長畑、あいつまじでうるさかったよね」「確かに。自分の意見に逆らう奴はひたすら廊下に出してたもんね」そんなことを話していると海輝の動きがぴたりと止まっり、

一点をずっと見 見つめている。海輝の目線の先を見ると逆さに吊るされた鶏と一枚の紙が置いてあった。その紙には「に!なにわるわみわにをろわしうわに」と書いてあった。

この紙のことについて知っている人がいないか周りを見ると海輝の姿がなかった