なかなか不妊治療がうまくいかず、精神的にも辛かったのが約2年前。ブログの更新も滞っていました。しかし、その後色々な進展があったので久々に書いてみようと思います。
約2ヶ月前、9月上旬、元気な女児を出産しました。不妊治療をしていましたが、治療がなかなかうまくいかず、苦しい時期が続きました。しかし、あきらめず、頑張って治療を続けて、昨年12月末、無事妊娠判定をいただくことができました。
妊娠初期にも、胎児の心配事や不安なことが多く、他の妊婦に比べ、検査や通院を多くしなければいけないことが続き、なかなか自分が妊娠をした実感がありませんでした。また、不安の方が喜びを勝っていて、本当に私が無事出産できるのか、この喜びを口にした途端にこの現実がなくなってしまうんじゃないかと言う不安でいっぱいで妊娠したことを周りに言うこともなかなか出来ませんでした
世に言う「ハッピーマタニティライフ」なんて私には無縁で、仕事も忙しさマックスで、悪阻に襲われながらも不安と隣り合わせで不思議な時間を過ごしていました。
出産も、予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来ず、待てども待てども娘はなかなか出てきてくれなくて、結局、帝王切開での出産になるなど、いろいろ予想外の出来事が続きました。
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色々な事がありましたが、今、目の前には元気で健康でまん丸な可愛い可愛い娘がいます。いまだに、私が出産で来た事は信じられないです。
夫の無精子症がわかった時は、本当に地獄を経験しました。精神的にも辛くて、これまでの人生で1番苦しかったと今でも思います。私の場合、夫との離婚まで考えました。また当初精子提供での出産と言う治療方法はどうしても受け入れることができず、本当に本当に悩みました。
しかし、今、目の前にいる娘は現実で、私は母になることができました。そして、当時心配していた事は全て吹っ飛びました。娘は心から可愛いですし、夫も両家の両親も、本当に娘の誕生を喜んでいます。
私のブログを読んでいる方は、かなり少数だと思いますが、読者の方の多くはおそらく旦那様の無精子症または不妊で悩んでいらっしゃる方だと思います。今後2人で生きていくのか、または精子提供で出産するのか、離婚するのか、どの選択肢もとても難しく、とても少ないです。
その中でも、精子提供で出産をすることを検討している方がいらっしゃれば、そして、もし悩んでいらっしゃるのであれば、背中を押してあげたいです。私自身がそうであったように、世の中で私だけ1人ぼっち取り残されたと思っていた時、ブログは、本当にありがたい存在でした。似たような境遇の方が、たくさん励ましてくださいましたし、私自身、同じ悩みを抱えている方がいると言うことを知りました。
慣れない育児をしながらなので、なかなかブログの更新をしたり、と言う事はできないのですが、辛い方、直接メッセージ等いただければ、遅くなってしまうと思いますが、必ず返信します。
伝えたいのは、1人ではないってことです。そして、「生みの親より育ての親」。お子さんも、深い愛情もって育てれば、将来絶対理解してくれるはずです。(←というか、そう信じています。)
細々とですが、今後も伝えたいことがあれば、ブログを書こうと思います。個人的には、ぜひ同じ境遇のご両親の方やお子さんとリアルにつながりたいと思っています。その方法は、まだわからないですが、やはりブログだけではなく、直接お会いしたりして、繋がりたいです。
そして、多様性が叫ばれる現代社会の中で、私はある意味、その多様性を自身の体験を通じて体現できるんじゃないかなと思っていたりもします。慣れない子育ての中、時間は限られますが、いろいろなことを前向きに考えていきたいと思っています。
文章だらけの長いブログ、失礼いたしました。(最近、年寄りの方が使う、「音声入力」での入力方法を取得しました。笑 なので、授乳中なども長い文章をタイプできるようになりました。)
不妊治療中の方、赤ちゃん待ちの方、ぜひ前向きに一緒に頑張りましょうね
まりー