ライフ部門(プロジェクトSSTR2019)
このイベントを知ったのは昨年6月のイベント終了後の皆さんのSNSの投稿からだった。それからSSTRがどんなイベントであるか、風間さんのラリー完走の感動を体験して欲しいという思いを知り、私は千里浜のゴールを夢みるようになった。私にとっては、家内と交際をはじめた30代のころ参加した、九州山脈ツーリング(今はもう行われていない)以来の大イベントだ。あの達成感を56歳になった私自身が感じたかった。それに家内にも感じてもらいたかった。プロジェクトのはじまりだった。問題は、九州宮崎からどうやって石川県の千里浜を目指すかだった。当初は、四国縦断で淡路島辺りでのキャンプ前泊を考えていた。陸路では片道最短で970キロ、ちょっと厳しい。そこでフェリーで神戸まで行くことにして、観光地を入れた経路にした。開催日が発表されて2月には、早割りでフェリーを予約、千里浜付近の宿泊施設を探したが、キャンプ場も既に空きがなかった。やむなく金沢市まで下ったビジネスホテルを予約した。おおよそ準備が整い、エントリー受付の日は目覚ましで起きて、午前0時30分ころ、タンデムでエントリーした。そして子供のように夫婦共々ワクワクしながら宮崎出発の24日を迎えたのだ。家内は船酔いをおそれていたが、なんとか無事下船でき、当日25日は、神戸三宮フェリーターミナルから午前8時のスタートとなった。ドラマがはじまった。午前9時すぎ吹田SAに到着、仮面ライダーの様なマフラーをされたライダー夫婦から、宮崎からSSTRですかと声を掛けられた。そこで高速で事故渋滞が起こっているとの情報をもらった。同じ時間と目的を共有する仲間、嬉しかった。渋滞は難なく切り抜けられ、道の駅を主にポイントを貯めていった。途中、近江神社で参拝、御朱印帳にハマってる家内の小さなイベントでもあった。再び千里浜を目指すと、日本海が見えてきた。九州ではお目にかかれない日本海が見れたことで2人のテンションは上がった。千里浜が近くなり、通り過ぎるパーキング、走っている路線にずらりとバイクが並んでいた。千里浜今浜口まで来た。浜辺に並ぶバイクとライダーが迎えてくれた。ジワっと目頭が熱くなり、言葉にならない。家内が着いたねと言う、「うん」とそれだけしか答えられなかった。何か言おうとすると涙が出そうだったからだ。しばらく手を振りながら走って千里浜にバイクを止めた。エンジンを切ると波の音が耳に入る、着いたんだ千里浜まで来たんだ。そしてゴールゲートをくぐる、手を振り、頭を下げ、出迎えれくれた方々に感謝だ。この感動をありがとうSSTR。浜辺に沿うようにヘッドライトで描かれたラインが綺麗だった。翌朝、余韻も冷めないままの帰路となったが、幸運にも尼御前SAでモトブログのウイリーさんに会うことができた。夢のような出来事だった。あれからもう1週間が経つが、まだ夢心地でいる。この余韻は何だろう、家内もそうだと言う。なんなんだろう、こんな感覚は初めてだ。まだ私のSSTRは終わっていないのか?。そうだ2020年の5月に、家内とタンデムで、もう一度千里浜まで戻りその答えを探そう。

