便せんに思いを綴った
書き上がった手紙を読み返すと
我ながら、意外なことに気が付いた
どうやら、
私がkumiさんやオットに対して抱いているのは、憎しみの感情ではなかったようだ
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………kumi…様
日頃より、拙宅の夫が大変お世話になりましてありがとうございます。
……様が夫を気に掛けて下さったことで平凡な男として過ごしていた夫は潤いを得た様です。
夫の幸せを願う立場として、心より感謝申し上げます。
夫の対応の仕方について書き留めておきます。
余計な世話であることは重々承知の上です。
大変 恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします。
⑴おおらかそうに見える夫ですが、とても気の短いところがあります。
夫が機嫌を損ねた時には、美味しいものを食べさせてあげて下さい。
気持ちが落ち着きます。
⑵既にご存知だとは思いますが、夫はビールが好物です。
ですが、健康診断で高血圧の結果が出ています。
循環器の疾患が出やすい家系なので、お酒はほどほどにして、深酒を控えるように促してあげて下さい。
⑶年に数回、頭皮に炎症を起こすことがあります。
すぐに皮膚科を受診できないような場合には、シャンプーを何種類か揃えてあげて下さい。
色々なタイプのシャンプーを使い分けることで、若干ではございますが、頭皮の痒みが落ち着くようです。
……様のおかげで、夫はPTA会長、副会長という重責を無事に乗り切ることができました。
妻としての役目を果たすことができないのが私の至らぬ点でございましたが、公私にわたり夫を支えて下さいましてありがとうございました。
私と子供達は、これからも夫の幸せを心から祈っております。
何卒よろしくお願いいたします。
花 祥子