朝窓を開けると烏が鳴いていた

今日は次女が鳥のように真似をして私と旦那さんを朝から楽しませてくれていた

旦那さんがうちにも鳥がいたと

それぞれの場所へ出ていった


朝電話が鳴った

はいちゃんの命がつきようとしている

旦那さんと学校へ向かう長女に電話した

今電話もらってはいちゃんの命がつきようとしているみたい

伝えると電話が切れた

再び電話が鳴る

帰ります

はいちゃんのいる場所へ

私も気になるがまだ大丈夫だと思って準備をしていた

長女が産まれる前にきーちゃんを亡くした私の為に叔父さんが連れてきたパイド系の
オカメインコ

赤ちゃんの頃からお世話して

餌を食べるときの仕草が今でも思い出させる

鳴きながら餌を食べる

うちの父がベートーベンの音楽を覚えさせ
鳴いていた

鴬の真似も

沢山の思い出が甦える

鳥が大好きな長女

うんちをだせなくなるとおしりを洗ってあげた

沢山沢山可愛がっていた

長女だけが息を引き取る瞬間を見た

その後部活で部長をしているので学校に行くと友達になんできた

家族がなくなったら休むべきだと言われたようだ

旦那さんも会社を休んだ

埋める穴を掘った

家族で長女が帰ってくるのを待つ

一緒に埋めた

なくなったはいちゃんを沢山沢山長女は触っていた

車の中で鳴き声が聞こえた

何もしたくないと部屋にいく

しばらくすると降りてきた

顔を見ると吹き出物ができていた

次女ははいちゃんのお人形を作るようだ

三女はひまわりの種を握りしめ眠っているねと埋める前は言っていた

病気もせず最後まで元気に鳴いてくれたはいちゃん

ありがとうありがとうありがとう