あの日…



もう少しで春休み…

Kの友達が4人遊びに来ていた中、大きい揺れに襲われた。
子供達を机の下に避難させ、私はぐらぐらしている壁面収納をただ呆然と押さえてるしかなかった。
そんな様子に子供達は「Kのお母さん頑張れ!」と声をかけてくれた。
その後、あたふたと子供達の親に連絡し送り届けた。
どんな事になってるんだろう…
夜のニュースを見て凍りついた。
それからすぐ、福島県の沿岸の町に住む義妹からしばらく泊めてほしいと連絡が入る。
役場に勤める連れ合いの情報で、
「原発がもうまずい。俺は仕事もあるし、どうなってもいいからお前達は逃げろ!」と。
そして何時間もかけて、車で我が家にたどり着きました。



あれから7年
あの時、不安の中、どんな気持ちで家を出て来たか。今考えると胸が痛くなる。
ただ、当時はそこまで理解出来ていなかっただろう。遠慮する食べ盛りの子供達に、お腹いっぱいになるまで食べさせていなかったんじゃないか?もっと何かやってあげられる事があったんじゃないか、と自問自答する。
まだ終わってない
あの日から、つらい想いをされている方に…
お金も時間もなんの発信力もない私だけど、なにかやれる事はあるはず。
生協を通じて福島の発達障害がある子供達に募金をしてみたり、復興支援の物品を購入したり、身近なとこだけど。
細々とだけど、続けていこう。