本格的に寒くなる前に長城へ行ってきた。
今回は有名な八達嶺長城近くにある八達嶺水关。


平日だったせいか渋滞もあまりなく北京市内の家からタクシーで1時間20分ほどで到着。
日帰りでも行けるが今回は长城脚下的公社(コミューンバイザグレートウォール)に宿泊することにした。
http://www.communebythegreatwall.com


こちらは広い敷地内に気鋭の12人のアジア人建築家が設計した小規模ホテルの集合体で、何といっても隈研吾氏の竹の家(吉永小百合さんAQUOSのCM撮影で使われた)があることで知られている。
我々も竹の家に宿泊したかったが客室が5つもあり、全体を借りるシステムらしく予算オーバー、他の建物に泊まることにした。でも同じ敷地内にあるので外から見ることができた。



周囲に調和した美しいたたずまい。
竹の家は8棟あるらしい。


敷地が広いので前台で地図を頼んだが、待ってと言われたまま忘れ去られ(もしくは地図がない)、渡されたキーカードのケース裏に地図を発見、これを頼りに行動することにする。かろうじて老眼が始まっていないので見ることができた。
地図のなかほどの红房子3に宿泊、行きは荷物があるので前台から車で送ってもらったが、歩いても7、8分の距離。山道を散歩しながら行くのにちょうどよかった。


红房子3内部。全部で客室が5つほど。おされ。こちらは共用部、ほかの客室に人がいなかったので人見知りの我が家メンバーものびのびと過ごす。広いダイニングやキッチンもあったが火はなかったので調理はしない前提なのかもしれない。
 
ベッドルーム2つの部屋なのでのびのび寝ることができた。


わたしが気に入ったのはグッズ。
前台のコーヒーカップ。星が可愛いラブ

アメニティ。星。

ゴミ箱。星。

スリッパも。星。


カフェラテも!⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎



もう一つホテルの売りがありました、プライベート万里の長城があること。
こちらを先に進み30分ぐらいそんなに険しくない山道を登っていくと長城の登場

人であふれる長城とはちがい、ほとんど誰にも会わずにのんびりとすることができた。
改めて山に壁を作るという発想は日本人にはないものだなと感じた。



虫もいた。
初めてみた虫。日本でも南方に生息しているらしい。


朝食は前台の建物内のレストランでとった。
中華のお粥から油条、洋食、キムチまであったが、フレンチトーストを取ったのに蜂蜜やメープルシロップがなく、子供らは残念がった。
レストラン全体の感想としては普通。


寒くなる前に行けてよかった。
これまで零下の世界を知らなかった私に北京の冬のおでかけは本当につらい。ジーパン中に極暖の重ね着していても寒くて膝が曲がらなくなる。
新年の記念にと今年1月1日に長城へ行った若者の友人は寒くて死にそうになった、と言っていた。北海道出身の家族も寒すぎて冬にはもう行きたくないと言っていた。
これからの季節の長城に行く人は完全防備が必須。