巡礼34日目

そして今日が巡礼最終日。
頑張って寝ていたんだけど
完全に目が覚めてしまったので
朝7時前に起床しゆっくりと準備を始める

いつもどおりのパッキング
そして今日は出発まで
時間があるので
朝ごはんがてらヨーグルトと桃を食べる

その後はぼーっとしながら
携帯をいじる

一緒に行く予定の女の子も
準備ができたようなので
7時45分出発。

最後のウォーキング

もう歩く時点で
辺りは明るい
まだ陽は昇っていないが。

そしてまずは街を抜ける
にしても彼女は歩くのが速い。
ここ最近
ゆっくりと歩いていた私は
着いて行くのが大変大変😭

でも頑張って着いて行く
この五日間くらい
のんびりウォーキングをしていたから
身体がゆっくりに慣れてしまっていたみたい
だんだんリズムを取り戻して来たから
その後はそこまできつくはなかった
しかし、例の脇腹下の部分が痛む
なんだろうこの鈍痛は。


にしても彼女のあの力強さは
どこから来ているのだろう…

フィニステーラまで行ったら
次はムシアまで歩いて
バスでサンティアゴ戻って
ポルトに行って
そのままポルトからサンティアゴまで
また巡礼するらしい。

世の中凄い人だらけなんだなー
なんて思いながら歩く

そして時折現れるシェルの数字を見ながら
残りのカウントダウンをしていく

そうこうしているうちに
自分の影が斜め前に。

御来光だ

何度見ても綺麗
光が差し込む瞬間
あー、1日が始まったんだなと
心から感じられる。

そしてそうこうしているうちに
残り10キロをきる。

ペースが速いからか
残りのキロ数の減りも早い。



そしてすぐに、前方が
ひらけている景色が目に入る。

きっとあの先に最後の街がある。
あの先に岬が。

胸の高鳴りはあまりない。
どちらかと言うと
早く街につきたいな、と言う感じ。

巡礼中は大体
早く着かないかなぁくらいな感じで
考えることが多い。
それが最終日でも。

案外呆気ないもんだね
でも本当にそんな感じ

そして辺りが開ける

やはり…


街が見えた。

あれが、フィニステーラか。
後はこの海岸沿いに歩いていくだけ

海を眺めながら
少しずつ街に近づいていく

普段歩いて来た景色と
全然違うので新鮮。

海の香りやカモメが鳴く音
本当に港町に来たんだなぁなんて
思いながらひたすらに歩いていく

そして一気に坂道を下りきると

綺麗な海が見えてくる。
沖縄みたい。
なんて綺麗なんだろう。
そしてなんて良い天気なんだろう

これでもかと言うくらいの晴天
雲ひとつない。
サンティアゴから歩いて来た
5日間の中で一番いい天気

砂浜が白いから
海が一層青く見える

ここからは海沿いの石でできた
道をひたすら歩いていく

ランニングしている人もいれば
犬と散歩している人
ご夫婦で散歩している人など
様々な人がいる

そんな人たちの中に
重たそうなリュックを
背負って歩いている私たち

みんなに言ってもらえる
ブエンカミーノ

それがもう少しで終わってしまうと思うと
やはり悲しい。


でもあの地へ行きたい!
ということで歩く歩く歩く

そして、まだ午前中にも関わらず
今日は日差しが強い

大地がこれでもか!と言うくらい
ゴールへの道を照らしてくれている
とっても眩しかったが
ちゃんと自分の目で
見たかったので
サングラスはかけない。
(目に悪い。笑)

そして街に突入
すぐにアルベルゲの情報が
あちらこちらに見受けられる

おそらく私が泊まりたい
この街唯一のムニシパルは
シェルのマークに沿ってあるはずなので
街をどんどん進んでいく

するとインフォメーションセンターを発見

ドイツ人の子に
いくつか聞きたいことあるから
ちょっと待ってて!と言い
中へ入る。

男の人が大きな声で
スタッフと話している

怒っているのか
元々の声がこの大きさなのか
スペイン語のわからない私には
さっぱりだ。

なんでみんな声がこんなに大きいんだろう
きっと私の大学の子たちも
近所の人からそう思われてるんだろうな
とか思いつつ
話が終わるのを待つ。 
(私の学校は近隣から歩いている時の声が大きいんじゃ!テレビが聞こえん!という苦情を頂いたことがある。私たちは歩く狂気とも言われた。笑)

そして私の番
質問したい事を順番に尋ねる

まずムニシパルはどこ?
すると目の前だよ、と。
え?目の前?聴くと
ほら。と入り口までスタッフの人がきてくれ
指差す。本当に目の前だった。笑

だいたい安い宿は
街の端っことか
なんなら少し街から外れる。  

ここはど真ん中!みたいな立地で
嬉しい。

そして次
明日のバスのチケットはどこで買える?
ここで買えるよ、と。

おお、またまた嬉しい。
何時発のバスかを伝えると
すぐにチケットを手に入れられたよ
ちなみに10€ 
9時45分発直行のサンティアゴ行き
私が5日間かけて歩いてきたこの道を
なんと1時間半でかっ飛ばす。  

悔しいけれど、文明の利器
ありがとう😭笑

そしてバス停が明日は少し違う場所らしい
ということで教えてもらう
おお、なるほど。
どうやら今日から三日間ここの街は
お祭りらしく臨時のバス停になるらしい。

いやーバスがあってよかった。
本当に。
ちなみに明日はムシアで大きなお祭りが
あるらしく、ドイツ人の子が
バスないっぽいんだよねー、と嘆いていた。

本当にお祭りに重なると厄介
というのが巡礼者の本音だと思う
お店は閉まっちゃうし…

そして最後の質問

フィニステーラの巡礼証明書は
どこで発行できる?

この道をまっすぐ行った
インフォメーションセンターだよ、と。

ありがとう!とお礼を言い
早速ドイツ人の子と向かう。

歩いて5分くらいのところに
やたらカラフルな新しくできたような
インフォメーションが。

中に入ると2.3組の巡礼者が
証明書を発行してもらっていた。

スタッフは1人しかおらず
そんなに混まないのかな?なんて。

すぐに私の番が回ってきた。
いつからスタートしたのか
一番初めはどこからか
年齢、職業などを聞かれ
あっさりと証明書を受け取る。

あまりにもあっさりしていて
なんだかテストの答案用紙を受け取った感じ


まぁでも嬉しい。
帰国したら
色んな人に自慢しよっと( ・∇・)

そして発行が終わり
岬に行く前に一休みすることに。

カフェでレモンティーを飲む
くうー。うま。

2人で、ふぅー。と息を漏らし
海を眺めながらひとときの休息
 
そして30分くらい休んでから
よし、行くか、と。

ついに0キロ地点 
地の果てに向けて歩き出す。
ここからはおそらく3キロくらい。

40分くらいで着く
2人でシェルのマークを頼りに
歩き出す。

歩くとすぐに
少しだけ登りになる。
そして街を抜けて行く

すると街がよく見渡せる
やはりこの街も綺麗
港町だなあって言う感じ。
逗子マリーナのような。 


そして歩いてすぐに白い建物のようなものを
発見した。

おそらくあそこが地の果て

2人でウォー!とか言いながら歩く

私が着いたらどうなるかな!とか聞いたら
彼女はサンティアゴに着いた時
泣きすぎて
特に何もできなかったらしい
だから、どうなるかわからない。
多分泣くと思う、と。

おお、なるほど。
私は今のところ全く泣きそうにない

なんなら1週間前とか
2週間前の時の山の方が
ゴールした時のことを想像して
泣きかけていた気がする。

まぁそこは置いておき
残り2キロ…
残り1.5キロ…
残り300メートル…

どんどんと減って行く数字
そしてどんどん痛くなる脇腹下。
顔を歪めながらも歩く。


私たちの横を通り過ぎる車達

どうやら岬まで普通に車で行けるらしい
なんなら大型バスが横を通り過ぎて行く

くぅー。

でも私たちはこのバックを担いで
あの地へ行きたかったので
ちゃんとバックパックを背負って歩く

他の巡礼者も大概の人たちは
バックを街において身軽な感じで
歩いて向かう。

しかし、謎のプライドで
ちゃんと背負って歩く私たち。

もちろん夕陽を見に行くときは
身軽な感じで
なんならワインとか持ってっちゃうけど。笑





そして頂上のようなところに着く。

人だかりができている
シェルの石像が。

おそらくあそこが最後のシェル

歩いて行くと…

ついに。
















0の地点。

サンジャンからサンティアゴまで
約800キロ。


そしてサンティアゴからフィニステーラまで
約100キロ。


トータル900キロの道のりを
見事歩き切ることができた証が
そこにはきちんと記されていた。

もちろんここでも満面の笑みで
記念撮影

いつからだろうか。
写真で笑えるようになった。笑

実は海外に行くようになっての
割と大きな変化。笑


そしてさらに奥に進む。

この時ドイツ人の彼女は
サングラスをかけていたけれど
少し泣いていた。

そして岩場のようなところに着く

すると…
岩場の端っこに
靴のモニュメントがある。

あ!あれ!有名なやつだ!



昔は巡礼を終えた人たちが
ここで靴を燃やしたりしていたらしい。

今は衣類やらを燃やすことは一切禁止。

宿やインフォメーションセンターでも
至る所に張り紙がされている。

過去に火災があったらしいしね。


だけど岩場に降りてみると
燃やした跡が意外とある。
みんな何故かそこだけは
掟を破る。

最後まで守ればいいのに。
なんて思いつつ

岩場の先に進んでいく。

そして


そう、ここがスペインの最西端。


遠い昔、まだ地球が平らだと思われていた時代
この場所が地球の果てだと思われていたそうだ

そのことからここは
地球の果て(Finisterra)と名付けられている。

そしてここの岬は夕陽を眺めるのが有名。
ここは先ほども話したように地の果てと
言われている。
ここで夕陽が沈んでいくのを眺め
今までの自分に別れを告げる。
そして新しい自分に
生まれ変わることができる場所なんだって

それはさておきとりあえず端っこまで行き
彼女と少し
離れたところに腰を下ろす

各々の時間を少しの間過ごすことに。

バックを背負ったまま
岩場に座り
海を眺める私。

しばらくして
風を感じながら
目を閉じる














とても気持ちがいい。

ただ、ここが果てと言えるべきなのか
わたしには正直わからない。


だってわたし達は地球が丸いことを既に
知ってしまっているから。

もし、わたしが何も知識がなく
キリストを信仰し
聖地を巡礼し、
サンティアゴでヤコブ様を拝み
地の果てを信じ目指したのなら

わたしは今どういう気持ちだったのだろう


今、世の中は本当に便利だし
毎日目まぐるしく
進化、進展して行く。

そんな激動の時代に生まれたからこそ
わからないことも多い。

どこかに失くしてきてしまった
見えない大切な何かが多いと思う。

分からないことが多いし
わたしの頭じゃ
この地を理解しきれないけれど
でも、ここに来れたことは
絶対に意味があると思う。

この日にこの時間にこの場所に来たことは
何かがあるんだと思う。

そこは間違いなく信じられること。

本当に良かった
歩いて来られて
色んなところが痛くなって
たまにしんどくて
でもそれ以上に楽しくて
ワクワクして
色んな出会いがあった。

無事とは言えないが
最後まで歩ききれて本当に


本当に良かった。


もう少しで帰国だけれど
それまで
楽しもうと思う!


そんなことを思いつつ
そろそろ戻ろうか、という話になり
早速宿へ向かう。

フィニステーラ岬は夕陽を見るのが
醍醐味なのでお楽しみは後でということで。

唯一のムニシパルだから
おそらく早めに言ったほうがいい

時計を見ると12時45分

おお、なんとも丁度いい時間
そして2人で戻っていると
多くの観光客が岬に向かっている

おお、タイミングが良かった。

なんて思いつつササっと歩く。

そして宿に着き、無事チェックイン
シャワーが雨漏り程度しか出なかったのが
残念だが、お風呂に入る
そして洗濯。

その頃ドイツ人の彼女は
ビキニに着替えたー!といい
これから海行ってくると言っていた。笑

わたしはお腹が空いていたし
ゆっくりしたかったのでレストランへ

普段は頼まないような
ちょっぴり贅沢なメニューを注文

とても美味しかった。


が、一人で食べるにはしんどい。
食べ終わる頃には
スペインに来てから一番
お腹が苦しくなっていた。

やはり、ほどほどが大事。
ハーフサイズとか欲しい😭笑

でもせっかくの贅沢なので
ちゃんと食べる。
あと、もったいないしね


そして食べ終え苦しいお腹を抱え
宿に戻る
宿のソファーで少し休憩しながら
お腹が落ち着くのを待っていたよ

しばらくして自分のベットに入り
グダグダ。
そのまま仮眠を取ろうかと
思っていたんだけれど
何故か目が覚めてしまい断念。

ということでそろそろスーパーも
やってそうだし
コーラでも買いに行こうかな。笑

と思ったらフェスティバルだった。
全てのお店がお休み。


ということでお散歩でも行くか。

夕陽までまだ時間もあることだし

ブラブラしているとまたも脇の下が。
近くにお菓子屋さん?みたいなのがあったので
そこでコーラを買い
船の近くのベンチで休むことに。

そして少ししてから宿に戻って
ドイツ人の子とご飯に行ったよ✨

前菜にサラダ
メインにパエリア
デザートにアイス

ワインを一本

私はここでもやらかす。

注文が終わってから
トイレに行き席に戻る。
普通に彼女の前の席に座った。
するとワインとパンが最初に
運ばれてくるはずなのに
パンしか置いてない。
しかも彼女がだいぶ無口になっている。

…ん?何か変だぞ。と思い前を見る
あれ?( ・∇・)
顔変わってる?( ・∇・)

周囲を見渡すと
笑いながらこちらを見る
ドイツ人の友達
そしてパンとワインを机に置こうとしている
お店の店員さん。
店員さんも笑っている。

ごめんなさい!!!と謝り
そそくさと退散する私
その後席に着き
もう一度遠くの知らない女の人に
謝りつつ…はははジャパニーズジョークだよ
と無理を言う( ・∇・)
周囲の人も状況を理解したらしく
笑っている。どこで笑いを取ってるんだ私は。


それはさておき、 
前菜が出てくるのに時間がかかり
21時夕陽なのに食べ始めが30分すぎ。



んんーなかなか時間やばいよな
という話をしながら少し早めに食べる。
次にパエリア
こう言う時に限って結構量が多い
そして魚介類多め。
くそー食べるのに時間がかかる。笑
でもうまい!

そしてデザート

アイスがキーーン。
くぅー!

でもうまい

最後に残っているワインをシェアして
2人で再度カンパイ。

そして一気飲み!

20時20分
お会計を済ませて
早歩きで3キロ先の岬に向かう

たらふく食べて飲んだ後の
階段、坂、曲がりくねった道
…流石にきつい。

しかし文句は言っていられない
歩く!歩く!歩く!


ゴールまであと1.8キロ

あと1.2キロ!

あと800メートル!


すると、だんだん夕焼けが見えてくる


おおー!間に合った。

奇跡のスピードで
岬まで行った。しかもちょうどいい感じの
夕陽の落ち具合。


見たことがないほどの
絶景。
綺麗な夕陽


最後夕陽が下がりきって
辺りの色がなくなるまで
2人で眺めたよ

そして完全に暗くなってから
2人で帰る

私のアイフォーンで
地面を照らしながら
雑談をして歩く

1人だったら怖いはずなのに
2人なら怖くない!

ありがとう✨
 
この地で夕陽を見て
今すぐに新しい自分に変われたとは思わない
でもあの地をあの夕陽を自分の目で
直接眺めたことで
きっかけをつかむことができたはず。

ということで
ここから再スタートを切ろう

巡礼最終日
ドイツの子と一緒に歩き
ペリグリームご飯を食べに行き
夕陽を眺めて本当に良かった。

そして明日はサンティアゴで
カズキが待っていてくれる。

一緒に観光して
ご飯を食べに行く予定

最後の最後まで有難い。

楽しもう

今日もいい日でした
そして本当にいい巡礼の日々でした

マドリードも観光するので
旅行話をいづれ綴ります

来月もアジア旅行があるので
綴ります。

暇だったらどうぞ見てください。

ということで、以上
カミーノ巡礼でした

それではbuencamino!
チャオチャオ٩( ᐛ )و