率直な意見。 -4ページ目

率直な意見。

個人の立場で個人の意見を。

日本人は手を抜かない人たちだ。ましてや国を守るということでは、手を抜くなどということは考えないだろう。ところが韓国では違うらしい。軍の装備で相次ぐ汚職、メンテナンスの不備による装備の減少、予備部品不足による共食い修理など、日本では到底起こり得ないことが起きている。
日露戦争で大勝した連合艦隊が解散する時の言葉が残っている。日本人はその言葉の響きや意味に深く頷くところがあるだろう。特に「おもうに武人の一生は連綿不断の戦争にして、時の平戦によりその責務に軽重あるの理なし。事あれば武力を発揮し、事なければ之を修養し、終始一貫其の本分を尽さんのみ(思えば軍人の一生は絶えることのない戦争のようなもので、その時々の平和や戦争という状況によって、責務が軽くなったり重くなったりはしない。何かあれば武力を発揮し、何もなければ武力を養って、終始一貫して自分本来の役割を果たすだけだ)」などというところでは、このように生きたいと思う人も多いかと思う。
一方、「いやしくも武人にして治平に偸安せんか兵備の外観毅然たるもあだかも沙上の楼閣のごとく、暴風一過たちまち崩倒するに至らん。まことに戒むべきなり(軍人のくせに平和にあぐらをかいていて、武器の見かけが強そうでも、土台のしっかりしていない高層ビルのように一度の台風で崩れてしまうことになってしまう。そんなことがないように自らを律しなければならない)」などという一節を読めば、まるで韓国の兵装汚職を予見しているように感じるのではないだろうか。
隣の国だからと中国も韓国も日本を比較の対象にしたがるが、価値観、倫理観、文化的背景は全く違うのだから、比較すべきではないだろう。日本の尚武(武を尊ぶこと)と匠信仰、浮華よりも篤実を重んじる気風、価値観は、中国韓国の儒教精神である、何もしないことが最上であり、労働は卑しむべきことだ、また文を尊び、武を卑しめる、文功は称揚され、武功はされないといった気風、価値観は日本と正反対だ。無為徒食と言えば日本では全く敬意を受けないし、どちらかと言えば運動神経のない秀才は文弱と呼ばれ、あまり褒められたものではない印象がある。マイスターが尊敬されるドイツはまだしもシンパシーを感じるため、どことなくライバル視する傾向があるが、中韓をライバル視することは、少なくとも中世以降は全くないのではないだろうか。
中韓は日本をベンチマークの相手にするのをやめて、中国においてはアメリカを、韓国においてはオーストリアなどをベンチマークしたらどうか。中国はアメリカと覇権を争いたくて仕方ないようだし、オーストリアは産業としては鉄鋼と自動車産業が中心で、第二次大戦終結までは隣国ドイツと合併してたところも似ている。人口はかなり違うが、国際的な地位では近接しているのではないだろうか。近い国をベンチマークするより、ずっと客観的になれるはずだ。