※普通コンクリートのスランプ値を間違えて
表記していました 訂正済です お詫びしますm(_ _)m
こんにちは ピパーチです
学習の合間に
コンクリートの暗記項目を
ちょいちょい やっています
今まで
それぞれのコンクリートのスランプ値を
覚えるのは大変そう(T_T)
どうしよう~ヽ(;´ω`)ノ
と思ってきましたが
いざ書き出してみると
そこまでややこしくはない(^ε^)♪
まず 基本として覚えている
普通コンクリートのスランプ値は
33N未満18cm以下
33N以上21cm以下
です
これと比較しながら
他のコンクリートのスランプ値を覚えていきます♪
軽量コンクリートは
人工骨材が水をよく吸うので
管内で水分が少なくなり閉塞するのを防ぐため
プレウェッティング(事前吸水)をします
そのため 普通コンクリートと比較して
単位水量が大きくなる傾向があります
なので
普通コンクリートより若干スランプ値が大きくなり
軽量コンクリートのスランプ値21cm以下
マスコンクリートは
最小断面寸法が 壁状部材で80cm以上
マット状・柱状部材で100cm以上という
非常に大きな断面を持つコンクリートで
中庸熱ポルトランドセメントや
低熱セメント等が使われます
水和熱による温度上昇で有害なひび割れが
生じやすいのですが
そのひび割れを防止するため
スランプ値を小さく設定しています
また 水和熱を抑えるために
AE減水剤遅延形又は標準形を使い
コンクリートの凝結を遅らせて
水和熱をゆるやかにするようにコントロール
しています
マスコンクリートのスランプ値15cm以下
※高性能AE減衰剤
または流動化剤を使う場合18cm以下
高流動コンクリートは
多量の結合剤や
分離低減剤等(工場で混和する)を使って
分離抵抗性を高めたコンクリートで
ほとんど締固めがいらないほどの
流動性があるので
たぶん スランプ値が測れないほど
ダラーっとしているのだと思います。。。^^;
なので スランプ値ではなくて
スランプフロー値
(スランプコーンを引き上げた時の上から見た
コンクリートの広がり)で測ります
高流動コンクリートのスランプフロー値
55~65cm
高強度コンクリートは
設計基準強度が36N/mm^2を超える
コンクリートですが
スランプは
強度が高い場合の普通コンクリートと
あまり変わりません
高強度コンクリート(36~45N/mm^2以下)の
スランプ21cm以下
スランプフロー50cm以下
45~60N/mm^2の場合
スランプ23cm以下
スランプフロー60cm以下
流動化コンクリートは
あらかじめ練り混ぜられたベースコンクリートに
現場で流動化剤を添加したものです
流動性を増大させてあるので
スランプ値は
ベースコンクリートの時と
流動化コンクリートになった場合とで違います
ベースコンクリートのスランプ値15cm以下
33N以上の強度の場合 18cm以下
流動化コンクリートのスランプ値21cm以下
33N以上の強度の場合 23cm以下
水中コンクリートは
高い水密性を要求されるので
単位水量や単位セメント量を出来るだけ少なくして
単位粗骨材量を出来るだけ大きくします
なので スランプは大きくはなりません
(粗骨材を減らすとスランプは大きくなる)
水中コンクリートのスランプ値21cm以下
33N/mm^2以上の場合23cm以下
こうして書き出してみると
スランプ21cm というのが多いですね
強度が高くなると
スランプの規定値も大きくなるんですね^^;
水が少ないほうが
より密度の高い高強度のコンクリートになると
思うのですが。。。
質問してみよう^^;
【以下加筆】
。。。。と質問してみたら!
強度が高いコンクリートのスランプ値が大きいのは
水が多い訳ではない、と分かりました( ̄□ ̄;)
高強度=セメント量を増やす
ワーカービィリティが悪くなる
混和剤を入れる流動性が上昇する
スランプやフロー値が大きくなる
という理由なんだそうです
なるほど~(^O^)
強度を高くするためセメント量を増やし
ワーカビリティーを良くするために
混和剤(高性能AE剤など)を入れる。
そうすると
流動性の良いなめらかなコンクリートになるので
スランプ試験でスランプコーンを取り去った後
なめらかに形が崩れていくんですね。。。
他のコンクリートには
スランプフロー値の規定はないのに
高強度コンクリートや高流動コンクリートに
スランプフローの規定値がある理由が
分かりました(°∀°)b !
有り難うございましたヾ(@^▽^@)ノ