郵便物の整理をしていたら
開封していなかった
建築士会会報の4月号を見つけました
表紙には ピパーチ好み(≧▽≦)の建物が!
この素敵な建物は誰の設計? と
ワクワクしながら表紙をめくると。。。
オットー・ワーグナーの設計でしたΣ(・ω・ノ)ノ!
カールスプラッツ駅舎(ウィーン)です。
知らなかった。。。
この方の設計といえば ウィーン郵便貯金局
しか知らない。。。(^▽^;)
。。。。。。。。。
ウィキペディアより
オットー・ワーグナーは、
オーストリアの建築家、都市計画家。
「芸術は必要にのみ従う」と主張して、
機能性・合理性を重視する近代建築の理念を表現した。
新しい造形をめざしたウィーン分離派に参加した。
。。。新古典主義建築の中心地であった
ベルリンの建築アカデミーで学び
。。。1890年に市の都市計画顧問に就任し、
ウィーンのための壮大な都市計画プロジェクトの準備に
取り掛かる。
ウィーン市の交通施設・ドナウ整備委員会に参画し、
ドナウ運河の水門、ウィーン環状鉄道の駅舎、
トンネル、橋梁(1894-1899年)や都市計画などに関わった。
。。。。。。。。。。。。
カールスプラッツ駅舎(ウィーン)
これを見ると
アール・ヌーボーの影響を
かなり受けているように見えるので
これがオットー・ワーグナー設計だというのが
ピンとこなかったんですね。
過去問に出てきた「ウィーン郵便貯金局」は
もう少しシャープなイメージというか
アール・ヌーボー的な曲線は感じられなかったから。。。
うん やっぱり アール・ヌーボー的な意匠は
感じられない。。。(・・;)
同じ人の設計とは思えないですねー。。。
と 思っていたら。
。。。。。。。。。。。。。。
会報「建築士」4月号より
ウィーン世紀末を牽引した建築家ワーグナーは
。。。古典主義からウィーン分離派に属し、
華麗な装飾を取り入れた時代を経て、
やがて彼は
ウィーン郵便貯金局やシュタインホフ教会堂などの
抽象的表現を取り入れた近代建築へと脱皮していく。。。
。。。。。。。。。。。。。。
とありました。納得(^▽^;)。
時代の流れとともに 作風が変わったんですねー。
当初はアール・ヌーボー的な華美な装飾の
カールスプラッツ駅舎などを作り
「脱皮」した後は
「芸術は必要にのみ従う」
(↑この言葉ルイス・サリバンかと思いました)と主張して
※あっ 違いましたね
ルイス・サリヴァン
「形式は常に機能に従う。(form ever follows function. )」でした^^;
に、似ている。。。(本当ですか^^;)
ウィーン郵便貯金局などのスッキリしたデザインに
変わっていったんですね(゚_゚i)
主な作品を年代別に見ると
マジョリカハウス(1898年)
壁面をアール・ヌーヴォー風の植物模様が覆う集合住宅。
カールスプラッツ駅(1899年)
ウィーン郵便貯金局(1906年-1912年)、
シュタインホフ教会堂(1907年)
シュタインホフ教会堂、素敵ですねーヾ(@°▽°@)ノ
シュタインホフ教会堂はウィーン郵便貯金局と
ほぼ同じ時期に設計ですが
ウィーン郵便貯金局とは違って
わりと 装飾されています。。。(^▽^;)
でも 教会にしては 装飾が少ない気もします。。。
。。。あっそうか
「芸術は必要にのみ従う」 なんですね(°∀°)b
駅舎には装飾は必要でないから シンプルに
でも教会には「必要だから」 相応の装飾を施したのかも
しれませんね
。。。でもホントに素敵。
子育て期間が終わったら 行ってみたいー(≧▽≦) !!