10月9日、和歌山県は日高川町にある丹生神社の「丹生祭」へ行って
来ました。奇祭「笑い祭」としても知られる祭りです。新年、正月に開かれる
丹生神社の「初詣・初笑い」には何度か行った事があるのですが、秋祭りはまだ
一度も見た事がなかったので今回、見る事が出来ました。
和歌山県日高郡日高川町江川という地区に「丹生神社」はあります。普段は
無人の小さな神社ですが、この神社に伝わる奇祭「笑い祭」は江戸時代から
伝承されてきたもので毎年、体育の日の直前の日曜日に催されます。
『丹生神社』の【鳥居】
丹生神社【御由緒】
丹生神社【拝殿】
丹生神社【本殿】
【狛犬さん】も笑っています。
神社周辺では神輿の練り歩きがされていました。
【神輿】
【鈴振り(笑い男)】さんが先達して練り歩きます。
周りのおじさん達が手にしている物は「福枡」です。その福枡に
盛られているのは神様に奉納する「みてぐら」です。
「わははは」と笑いながら、「福枡」を持ちあげます。
「鈴振り」さんが「飴投げ」をしています。見物客がその飴を
必死に拾います。飴を拾うと御利益があるそうです。
「鈴振り」さんのほっぺには「笑」と書かれています。
「鈴振り」さんが神輿を神社境内へ先導して行きます。
「家楽じゃ~(エーラクシャー)、世は楽じゃ~(ヨーラクシャー)」と掛け声を掛けます。
神輿が境内を練り歩きます。
「えーらくしゃー・よーらくしゃー」
この祭りは、神代の昔に出雲の神様の集まりに寝坊してしまい、
ふさぎ込んでいた丹生都比売命を心配した村人達が丹生都比売
を「笑え、笑え」と慰め、勇気づけた事が始まりとされます。
「えーらくしゃー・よーらくしゃー」
「えーらくしゃー・よーらくしゃー」
鈴振りさんが鈴を振っています
「鈴振り」さんが「笑え、笑え」と掛け声を掛けると「おじさん達」が
福枡を持ちあげながら「わはは、わはは」と笑いながら福枡を持ちあげます。
福枡に盛っている「みてぐら」は神事が終わると見物客に配ってくれます。
「天狗の舞い」が始まりました。丹生神社の「丹生祭」は各地区
で行われていた「和佐の笑い祭」、「江川の奴踊り」、「山野の雀踊り」、
「松瀬の竹馬駆」を合わせた例大祭です。
「天狗の舞い」
各地区の幟が立ちます。
「幟」
一旦、寝かした「幟」を一人で持ち上げて振ります。力の見せ所です。
御本殿の前にて「幟」を持ちあげます。
「鬼の舞い」です。
「鬼の舞い」
「祭り」は続いていきました。
色紙をひとつ購入しました。
【御朱印】
今年の「初詣・初笑い神事」で頂いたものです。
ではまた次回。