「武道館」朝井リョウ
雨の天候も増え、折り畳み傘が手放せなくなったなぁ…と。
春から夏になる間の、天気の落ち付かない時期になりました。
雨露のしたたる草木は美しく、繊細な気分になりますね。
こんな時に読む小説やらエッセイは、
著作からのメッセージが、気持ちにダイレクトに届く気がします…。
こちら武道館は、今年の4月に文藝春秋から発売されたばかりの小説。
某アイドルに似通っているような…パロディー的な要素を感じながら読んでいたのですが、
なんだかじーんときました。
現代のアイドルを題材にし、読者の想像力を掻き立てているのでしょうか。
少女たちの複雑な感情だったり、悩みだったり、といったものを、
思わず自分と重ね合わて考えてしまうところもありました。
とても読みやすく、また朝井さんならではの、場面を絵画で描いているような、アーティスティックな表現が楽しめる一冊でした。
