店員のまいにち

店員のまいにち

アラサー店員の仕事中のあれこれ、保育園児の子供を連れてあちこちおでかけ記録


今年の出生数の見通しが発表になり、少子化がより進んでいることが明らかになった。

私は4年前に子どもを産んで、今はひとりっ子として育てている。

この4年、2人目が欲しいと思わなかったこともなかった。
でも、経済的な事情や健康上問題、妊娠期間の大変さを考えては躊躇してきた。

今もきょうだいがいたらなと思う日と、いやいやもう無理だと思う日がある。


私の周りにいる二十代の人達も、そもそも子供を産むつもりのない人たちが多いなと感じる。

なので私もそういう子たちの前で、あえて子どもがいて幸せだという話はしない。

どちらかと言えば、仕事と子育ての両立が大変だという話をすることが多い。

独身は自由でいいな〜と言ったりする。


だけど私は子どもを産んで、心から良かったと思う。

子どものいない人生における幸せと子どものいる人生の幸せの質は全く違う。

推し活、旅行、高級な料理、おしゃれ、化粧品、自由な恋愛、一通りの幸せを経験して結婚して出産して思う。


子供は本当に人生観を変える。

自分は立派な人間ではないけれど、少しでも子どもの前で誇れる自分で居たいと思う。


真面目に働いて、貰ったお金で子どもと遊ぶことが本当に幸せだと感じる。

子どもが褒められると自分が褒められるより嬉しくて、成長が嬉しくて、でも寂しくて、ずっとこのままいたいって思う。

できるだけ長生きしたいと思うようになった。   



この幸せを知らないまま死ぬのはもったいないと思う。


子どものいる人が大変だって話ばかりするのは、幸せを鼻にかけていると思われたくないだけだと思う。

大変だという人たちでも、産む前に戻って産まない選択をするかと聞かれたら、ほとんどの人はNOだと思う。


1人で楽しめる幸せは老後でも楽しめる。

小さな子がいる暮らしは、最高に楽しい。


でもまだ親になって4年。

これから子供が大きくなって産まなきゃよかったと思うことがあるかもしれない。

それでも、この先どんなことがあってもこの4年の記憶だけで産んで良かったといい切れる自信がある。


子どもを産むって、そんなに悪くないよって誰かに伝えたい気分の夜中。

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