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トランプの人生備忘録

北海道で釣りと楽曲を楽しんでいる普通の男。
元JWですが、当時の様々な思い出は、遠い記憶はの欠片となっています。

少し前に断絶しました。

パソコンで記した手紙をPDFにし、メールに添付して調整者に送ったのです。
何らかの接触を図る動きがあるかなと思いましたが、手紙には決定を覆そうとするために関わりを持とうとしないよう警告も含めたので、一切の連絡はありませんでした。

手紙を送付した数日後の集会で、ボクについての発表があったようです。

まあ、予想していたこととはいえ、誰からも何も連絡がなかったのには、正直なところちょっと淋しさを感じてしまいました。

心のどこかで、組織よりも自然の感情を優先してくれる人がいることを期待していたのかもしれません。


さて、断絶してからしばらく経ちましたが、その間にボク自身の心境にどのような変化が生じたのか、書いておきたいと思います。



【良い変化】


①焦燥感がなくなった

以前は、日々の聖句、集会の準備、割り当ての準備、野外奉仕などの予定でびっしりと毎週の予定は詰まっていて、ちょっと遊びに行くにも前もって予定を立てておかなければ時間は確保できない状態。
そんな状態の中、体調を崩したりすると予定は総崩れ。
罪悪感に苛まれたものでした。
今考えると、真面目過ぎだったと思います(^_^;)
なので、日々何かに追い立てられているように生活していました。
今ではその感覚を想像できなくなる程、ゆったりとしてます(笑)


②人に分け隔てなく関心を示せるようになった

今まではJW最優先の思考が定着していましたが、その枠がなくなり、職場の人たち、近所の人たち、趣味の場で会う人たちに対し、一人の人間として純粋な関心を持つようになりました。
以前は、そうした人たちとコミュニケーションを図る際には、「良いたよりのため」という大前提がありましたから、どこかに「深入りはしないよ」という警戒心がありました。
このおかげで、世界は自分が想像していた以上に善良さで満ちていることにも気付かされました。


③人生を楽しめることに感謝できるようになった

今は、昔からの趣味だったアウトドアに時間を存分に使えるようになりました。
過去10数年のJW人生で、キャンプに行ったのって2,3回でしたからね(笑)
夫と親としての果たすべき責任を果たしつつ、好きなことに好きなだけ時間を使えるというのは素晴らしいことです。
これには、家族、健康、雇用してくれている会社、周囲の人々を含めた環境、そして何よりもそれを楽しめる感覚と命があるからこそ可能になる。
神と隣人に感謝です。



【悪い変化】


①元仲間の存在位置が気になる

たとえば買い物の時、元仲間がいないか、まず駐車場の車を見てしまうという(笑)別にボク自身は何も後ろめたいことはないのですが、元仲間からどう見られているかという意識が働くのでしょうね。鉢合わせになればお互いに気まずい思いをするでしょうし。
ただ、これについては時間が解決してくれるでしょう。
そのうち、どうでも良くなるか、そうした感覚に慣れる気がします。


②父親、夫としての自分の存在が薄らいだ気がする

なにせこれまで、聖書と組織が供給する教理という部品で家族生活を構築していたわけです。その一つを手放したわけですから、「物足りない」「拠り所がない」という感覚に近いものがいつもあります。
もっとも、聖書は人を拘束するものではないということにも気付かされましたが。
手身近なもので安定させようとしないよう注意しています。
焦らず、じっくりと自分らしい父親、夫に変化していきたいと思っています。
そう考えると、これは悪い変化というよりも好転反応と言えそうです。


③神、聖書に対する認識が薄らいだ気がする

JWだった時は、あれだけの膨大な時間を費やして聖書について学んでいたわけですからね(組織についてもですが。。。)
現在と比較すると、その時間差は否めません。
しかし、大きな違いは時間だけでなく、「自主性」。
先にも書きましたが、JW時は組織が与える部品を、その指針通りに組み立てていけば、それで良し!という依存的な信仰でした。
それは自ら捜し求めた結果として存在し成長していく生きた信仰ではなく、プラモデルのような型通りの信仰です。
ボクが薄らいだと感じているのは、もしかするとそうしたプラモデル的な信仰なのかもしれません。
この点もじっくりと取り組んでいくつもりです。



いろいろと思いつくまま書き連ねてみました。
ボクもそうでしたが、断絶しようかどうか迷っている時って、そうした場合の不安が先立ち、なかなか前に進めません。
しかし、前に進むためには行動あるのみ、というのも事実だと思います。
紆余曲折しながらも、自分の人生を再構築しようとしているボクの記録が、そんな誰かの役に立つなら幸いです。