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Natural Life Medical treatment care

当事者にとってGID医療がよりよいものとなり、当事者に寄り添ったケアになるように・・・




Twitterアカウント NLM @2013nlmgid

さて、このシリーズも最終章。前回のブログにて「目指すもの。狙い。」を情報展開させていただきました。
認定医が増えることの5つのいいことの『その5』で

認定医が増えることによって、医療を提供する環境が作られます。それによって、医療の力を必要とする当事者である患者さんが治療を身近なものに位置づけられていきます。その結果、現在のところ一部は自由診療(医療費を全額負担する)である状況から全面的に保険診療(保険適応)になり患者さんの金銭的な負担を軽減していきます。日本は皆保健制度で何かしらの保険に入っています(社会保険・国民健康保険・共済保険など)病院で支払うものは医療費の1~3割です。
自由診療は全額を負担しますから、1~3割であったら経済的にも大きいです。

現在のところ、「性同一性障害」の診断やカウンセリングは保険診療=保険証が適応されるので全額の負担はありませんが、ホルモン療法や性別適合手術(乳房・乳腺摘出も含む)は自由診療で全額負担になります。入院費用(食事代など)も全額になりますからかなりの出費になります。海外の方でも性別適合手術がさかんに行われ、それなりの実績もあり、日本より低額でできるのですが、それは海外!!なれない国・言葉。そして孤独。斡旋やサポートしてくれるきちんとしたアテンドもありますが多くは怪しいものです。
日本での手術を希望している当事者にとって、金額=経済的に不安な方も多いと思います。
これが、保険適応になった場合に現在の金額の3割負担で行われるという継続した治療やホルモン療法をするとなると安心でもあります。

だからといって、NLMは治療(ホルモン療法や性別適合手術など)を進めている訳ではありません。
もちろん、性同一性障害、トランスジェンダーが病気で治療をしなければならないという病理化を推進している訳でもありません。

自分自身が悩み苦しみ考えて決めた結果、望む生活をする際に医療の力をもらい受け入れる場合に国内にいて経済的に負担なくすすめることを支援できればと思います。
保険適応で安く治療できる・・・・
海外に行かなくてもいいから楽チン・・・・
ではなく、しっかりと考えて自分と向き合い体や心と相談した結果、医療を受け入れる=医療の力をもらう。安易な考えで医療を受け入れればその「しっぺ返し」はいつかやってきます。
それは
明日かもしれません。体のことかもしれません。心のことかもしれません。経済的なことかもしれません。思いがけない社会的なことかもしれません。
だからこそ、しっかり考えていただくことが重要になります。
そのために、相談できる支援体制も重要です。NLMはいつでも相談を受付けます。このブログのメッセージやTwitterアカウント@2013nlmgidでDMでもかまいません。
「GID医療が当事者にとって、より自然な生活が送れることをめざして」
ひとりではありません。NLMがそばにいます。
担当:田村 凌