7）は戊申月です。

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ビヨンドネットの吉川です。

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残暑お見舞い申し上げます。

1年の半分が過ぎましたね。

暑さがまだ続きますが、体調には気をつけてくださいね〜〜

今月（8/7～9/7）は戊申月です。

土性で陽の十干「戊（ぼど）」と、
金性で陽の十二支「申（さるきん）」が
組み合わさった干支です。

戊は山、山脈を表し、
申は岩・鉄鉱石、季節は初秋を表します。
そのため、戊申は「要塞のように厳しい秋の岩山」というイメージです。

戊申月のポイントは以下の通りです。

◆要塞の守り人

今月のポイントは、この一言に尽きます。

他者を守ること。

家族、友人、会社、地域、地球、、、
自身の思考や行動を、大切なものを守ることにつなげる。

それを常に意識することが、戊申月を輝かせることになるでしょう。

戊申は天干が地支を生じており、とても安定している命式です。

自身が安定しているからこそ、平和を守ることができ、
様々な在り方で人々を救うことができます。

泰然自若として急がず、じっくりと周りを見回して人生を生きる。

本来戊が持つ、万人への愛情や人に尽くすことへの喜びに加え、
利害を超えた領域からの寄り添いやアドバイスによって、
他者や世の中に肯定的な影響を与える役割を持つのです。

堅固な要塞として、おのが後ろにいるものたちを守っていく。

そんな覚悟と強さを前面に出していく月にしてまいりましょう。

◆中庸の心を

思考は偏らず中庸の心にて、現実の状況に逆らわず、
上手く身を処していくことで吉となります。

と、口で言うのは簡単ですが、実際に現実の状況に逆らわずとは、
なかなかに難しいものではないでしょうか。

苦とは、現実が自分の思い通りにならないこと、
コントロールできないことですが、
そこに逆らわずということは、苦を受け入れる、
もしくは苦を苦と捉えない在り方でいるということです。

まさに、帝王学の実践が問われますね。

中庸も、やりすぎず、やらなすぎずバランスよくということですが、
どこか曖昧模糊な感覚でつかめない方もいるのではないかと思い、
ちょっと学理的な観点からアプローチしてみましょう。

学理の進捗がまだの方は流し読みで大丈夫です。

戊申の地支である申には、戊・壬・庚が蔵干としてありますので、
安定を生み出しますが、木性が加わると人生の順調さが増します。

草木が戊の山に根を張り、山崩れを防ぎ、新緑の美しさを与えてくれるからです。

そこに金性があると、高山資源を切り出して使うことができますし、
さらに火性もあるとその金性の刃を鋭利にしてくれます。

こうしてみると、なんでもあるに越したことはなさそうですが、
天干の戊にとって土性や火性が重なると、木々の重みがプラスされ、
水多となり山崩れを起こしてしまいます。

元々安定しているものは、バランスが崩れることを最も恐れるので、
特に戊にとって山崩れはどうしても避けたいものとなります。

なんでもやりすぎ・過剰はよくないということです。

そこで中庸・バランスが大切になるわけですが、
いきなり中庸はわかりません。

振り子の幅が両極端に広ければ広いほど中庸が見えてきますが、
どこまでやったらダメなのかの境界線は、
実体験によってしかわかりません。

中庸の心を持つためには、やはり激しい人生体験が必要なのです。

戊申月の安定は他者を守るために利用し、
自身においてはとことん突き抜けてみてもいいのかもしれません。

もちろん痛みは伴いますので、自己責任でお願いいたしますm(_ _)m

しかし、明日があるとは限らない人生。

いつやるの？

◆守るとは

個人によって、その定義も目的も手段も様々だと思います。

守る対象によっても変わるでしょう。

ここで共通認識をつくりたいというわけではありません。

自分にとってその対象を守るということはどういうことなのか？

これを考えることは、とても大切なことだと思うのです。

それは、身を挺して守ることかもしれないし、
経済的なサポートかもしれないし、
安心を与えることかもしれないし、
そっと手を差し伸べることかもしれない。

あなたにとって大切なひとを守るとは、どういうことなのか。

戊申月、ともに探究できましたら嬉しく思います。

以上、戊申月のみで見たポイントです。

皆様にとって豊かな月になることを心より願っております。

いつも本当にありがとうございます。

※個人の宿命によってテーマは変わりますが、
　在り方を探究する一助となりましたら幸甚です。