15年ぶりに私は新車を購入した。さすがに15年という期間は長いもので、車の機能が以前とは段違いに変わっていた。まず1番驚いたのは、鍵がいらない事だった。今まで鍵でドアを開けてたものが、ボタン1つで開くのだ。そして次に驚いたのは、ボタン1つでエンジンがかかることだった。最近の人にとっては普通のことかもしれないが、昭和の人間にとっては、まるでドラえもんの世界である。そのうちタイヤもなくなって、車が空中に浮いて走るようになるかもしれない。そう考えると、少し怖い気持ちがしてしまった。