すいまーん!お会計お願いしますー(^O^)/
いーよーココは俺が払っとくから( ̄^ ̄)ゞ
マリアちゃん『いや、これ千円札だし!会計たりないよ山田!!w』
山『えーーーごめんごめん。ホントは一万円札出したつもりだったんだよ!www』
マリアちゃん『えーホントにwwホントは払いたくなかったんでしょーw』
山『そんなことないってー!ところでこれからどうする?俺、これからオープン前の掃除しなきゃなんだ。』
マリアちゃん『んー、私はこれからネイル行く、また後で連絡するかも~。ごちそさま~』(*^^*)
…3時間後
マリアちゃん『もしもし山田君~?暇だから少し遊んでいくよ、お店空いてる??』
山『おー!ありがとう、暇暇だよー。うんうん…あーそうだね、そしたら待ってるよ!』
…5分後
深夜2時をまわった頃に静かな店内に山田の声が響く
山『お客様ご来店でーーーーす!』
同伴や指名のない売れないホスト達が声をあげる
いらっしゃませぇーーーい!!!
売れない先輩達はいつも指名のない山田がお客を連れてきた…と動揺の動きを隠せない。
後輩の山田のためにおしぼりと水割りを作る先輩の手は震えてる。
そう、ココは新宿歌舞伎町…雑居ビルの中にある一軒のホストクラブ…
年が上だろうが下だろうが関係ない、お客を連れてきたものが偉いのだ。
山『いやー、さっきは楽しかったねぇ、まさか会計であんなに恥ずかしい事になるとはねぇ』
マリアちゃん『ホントにー、店員さんも笑ってたよ』(`∀´)
司『失礼しまーす、一緒にご馳走になりまーす!』
司は山田の3つ上の先輩で、二年前からこのお店にいる、月間指名本数はゼロの先輩だ。入店理由は『ただで酒が飲めるから』だそうだ。
司『いきなりだけどぉ、山田の事好きなのー??』(・ω・)b
月間指名本数ゼロの先輩は、空気を読まない。
一瞬、シーンとなったテーブルだったが、そこは経験豊富なマリアちゃん『んー、さっきの居酒屋さんでね~』と優しくわかりやすい言葉で説明してくれたのだった…
つづく。