「このままでは再び薬物を使用してしまう可能性があるので、少年院送致とします。」
裁判官の言葉で、我慢してた涙が溢れた。
わかってた。自分のしてきたことから少年院にいくのは、ほとんど決まってた。
だけどもしかしたら保護観察処分になって、表社会に出れるかもしれない。わずかな望みがあったから、
逮捕されてからずっといい子を演じていた。
裁判官の前では、一生懸命可哀想な女の子を演じた。
私は、誰かを傷付けたわけじゃない。
ボロボロになったのは、自分だけ。
なのにどうして、犯罪者のようにろうやにぶちこまれなきゃいけないのか。
絶対、許さない。
悲しみが、ジワジワ怒りに変わった。
表社会に出たら、絶対復讐してやる。社会に大迷惑をかけてやる。覚えとけよ。今の私にはどんな犯罪でもできる。
私を少年院にぶちこんだことを絶対後悔させてやるから。
お腹の底から、怒りが込み上げてきた。
全身の血が、熱くなった。
