主人の親友、Mさんから電話があった



「奥さんも息子さんも元気?」と聞かれ、その流れでお互いの近況を伝え合う



そしていつも通り話しにくそうに「あの…お金は大丈夫?」と切り出してくれる



私もいつも通り「お陰様で何とか生活できています」とお礼を言う



きっとMさんは『お金』とダイレクトに単語を出して心配して下さるには、私が困っていると言えば援助をもお考えなんだろうから、滅多な事じゃ困ってるなんて言えないなと肝に銘じている



そしてやっぱりMさんはいつも通りに「すみません!ちょっと酔っぱらってます」と笑う



それから何故電話をしたかを話し出す



つい最近、友人の方のご葬儀があり、そのご友人と主人の事を想い呑んでいるとか…



「アイツに逢いたいんですよ」と言われ、泣けてきた



最後に私は「いつまでも主人の事、息子や私の事まで覚えていて頂いて本当にありがとうございます、お電話嬉しかったです」と言うと



「そんな事ばっかり言ってるんじゃねぇよ〜!」と照れ隠ししている感じ…



それとも、いつまでも他人行儀な私の物言いにそう言ったのかもしれない



「あんたね…自分を大事にしなくちゃいけないよ」と、最初は『奥さん』と言ってたのが『あんた』呼ばわりになり、その酔っぱらいぶりに笑ってしまう…でもお気持ちはとても有り難い



夕方から凄く滅入っていたけれど、Mさんの電話で泣いたり笑ったりしたら一気に回復できた