昨夜は衝撃を受けたある映画の内容からは離れ、倍賞千恵子さんの映画を思い浮かべていた



すると、どんどん思い出が蘇ってきて…






主人と知り合った頃の私の夢はいつか居酒屋の女将さんになりたいなと言うもので、高倉健さん、倍賞千恵子さんの映画の世界観への憧れからだった



キーワードは『寂れた町』『小さな居酒屋』『都会から逃げるように辿り着く』『孤独な男女の出逢い』など。こんな事に憧れるなんて若かったよね、私



それを聞いた主人がある時、こんな事を言ったの。「ある程度の年齢になったら、二人で居酒屋をやりたいな」



それを聞いた主人の親友は「こいつに居酒屋やらせたら、店の酒を全部飲んじゃってすぐに潰しちゃうよ」と笑う



その場は皆で「そうだ、そうだ!」とおお笑いして終わったけれど、私は居酒屋の女将と言うほのかな希望を持ちながら過ごしていた



「お通しは何がいいかしら?」と訪れた居酒屋のつきだしをメモしたり、時には作り方を聞いたり、その頃はどのお店にもマッチ箱が置いてあったのでマッチ箱やおてもとの袋を集めたり…



そんな若さゆえの憧れと希望が恋しくなる



居酒屋の名前は何が良いかしらなんてね!

息子が生まれたばかりの頃は『居酒屋こうちゃん』も候補に上がっていた(笑)



昨夜はそんな思い出に癒やされながら布団に入った



高倉健さんと倍賞千恵子さんの『遥かなる山の呼び声』を観たいなぁ、無性に…