私は数年前に体調を崩したのをきっかけに、遺言書を作っておかなくてはと思うようになった



決して前向きの内容ではないし、どう考えても息子のためにこれが最良と言う選択肢がある訳でもないから、なかなか思いっ切りがつかなくて伸ばしのばしになっていたが



一ヶ月前、同じマンションの理事会でお世話になった弁護士さんにご相談し、やっと遺言書を作る事になった



さすが弁護士さんだけあって、あれよあれよと話は進み、先日 公証役場に行って遺言書を納めてきた



過去に自分の死を考える事はあったけれど、現実的にとことん突き詰めたのは初めてで



結局、現実は先に光は見えず、私と息子のどちらが先に逝ったとしても辛い未来としか思えなかった



息子とずっと一緒にいたい!

ずっとずっと一緒にいたい!

息子なして生きていくなんて

考えたくない!ありえない!

息子を一人置いていくなんて

ありえない!考えたくない!



素の感情を心で叫びながら、現実的な対処法を淡々と決める遺言書作りはとてもキツかった



書類の確認を終えた日に大泣きした、久しぶりに思いっ切り泣いた



泣いたからと言ってすっきりする問題ではないけれど、仕方ない前を向くしかない、いい事だってたくさんあるさと自分に言い聞かし、目の前で眠る息子の穏やかな寝息に包まれる



ただ今まで以上に健康に気を付けて、出来る限り息子の介護を続けていけるように努力しようと思った



質の良い睡眠、健康的な食生活、ストレス発散したり、自宅でもできる運動したり、思い浮かぶのはこんなこと



そして、息子と共に今を大切に生きよう

辛さを堪えながら…

時には真情を思いっ切り吐露してさ



やれる事はやったのだから

後は流れに身を任せよう、



いつまでたっても私って駄目ねと

泣き笑い