実家に電話をすると母が出て、「ちょっと待っててね!パパを探してくるから…」と電話を持って急いでいる様子が伝わってくる
いつも急がなくていいから…ゆっくり歩いて…と伝えているけれど、つい急いでしまうようだ
転ばないように、心臓が悪いので苦しくならないようにと願うばかり…
父に変わると声に覇気がなく疲れているのかなと感じる
いつも通りの会話で始まる
「わざわざいつも電話をありがとう、こうちゃんは変わりないかな?タオは大丈夫か?」
息子の事、私の事をザッと話す
息子は便秘の事で何度も病院から薬の量の確認の電話が入ってきているが、順調ではあるので「変わりなく過ごしているみたいよ、心配してくれてありがとう」と伝える
私の話をすると父は「なあタオよ…『人生はあざなえる縄の如し』って言うからなぁ、良い事と悪い事は縄の網目のように交互にやってくるもんなんだよなぁ
こうちゃんが無事過ごしていて本当に良かったし、タオの体が大変なのは、こうちゃんのためにもしっかり治療して休養して欲しいなぁ」
私が「こう言う時、パパだったらどうやってやり過ごすの?」とすがるような気持ちで聞くと
「さっき言った『人生はあざなえる縄…』で良い事には感謝して、もし誰かに良い事があったら一緒に喜びを分かち合って、心豊かに過ごして欲しいし、
もし悪い事があったら、あまり悩み過ぎないで欲しいなぁ、
もし悩むのだったらお天とう様が出ている時に悩んで、
夜になったら是非とも悩まない努力をして欲しい」と言われ、そうだよなぁと思う
最初に父が電話に出た時の声がいつもと違って元気が無かったので様子を聞くと、暑さのせいか体がダルいらしい
父は何があってもルーティンを守るタイプなので、あまり無理をしないでね、手抜きも必要なんだから…と伝える
母は庭で草むしりを始めてしまったらしく、そのまま電話を切る
途中、「いつも電話をありがとう」と言われ、私は「電話をかけさせてくれてありがとう」と答える
両親だから毎日(しつこく)電話できるけれど、他の人にはできないからなぁと思うのである
お陰様で私の目眩は良くなってきたので、今日は主人のお墓参りに行ってきます