昔、一人プラレールで

遊んでいる息子が呟く…



「いろいろあるなぁ…」



何かと思って見てみるとプラレールの電車が脱線したり、衝突したりするとそう呟いていたの



主人に言ったら、それは私の口癖を

真似しているんだろうと言われた



確かにそうかもと気付く…



今も時々「いろいろあるなぁ…」とため息をつきながら、「ママ、また言っちゃったよ」と息子に声を掛ける






今日もいろんな事があったなぁ

いい事も、そうでない事も…






朝9時、私の三回目のワクチン接種の予約をするつもりが忘れていて、気付いたのが9時15分



すぐに埋まってしまうと聞いていたから、もう無理かなと思ったら、1ヶ月先だけれど取る事ができた



予約が取れてホッとする思いとワクチン接種をする事への不安が入り混じり、予約日の決定を押す時に少し戸惑う



なんて私は往生際が悪いんだろう…






息子は昨夜、3時頃まで目をパッチリと開けて起きていたが、3時半近くになりやっとウトウトし始める



私も朝まで眠る



朝、息子は部分発作らしき症状が少し見られたが、ほぼいつも通り過ごす



そして昼前からウトウトしだし、夕方まで眠っていた



私は息子が眠っている内にと、両親が送ってくれたフキノトウを天ぷらにする



せっかく実家の庭で採りたてを送ってもらったので、無駄にしたくない



でも昨夜は夕食を作る状況ではなかったので、両親が新鮮なものを送ってくれたのになと気になっていた



まずは小さ目のフキノトウを洗い、大きいのはフキ味噌にしよう




父がフキノトウのほろ苦さは春の香りがして感激だとしきりに言っていた



ガクを広げ、蕾を出す





一人天ぷらは自由気ままなもので
少し揚げては、揚げ立てを食べる




落ちたガクや葉も揚げるとサクサクとして美味しいのよね



主人はこれも好きだった




日本酒を飲みながら
塩でいただく主人を思い出す









夕方、訪看さんの時間に息子は目を覚まし
私は少し外出させてもらう


帰宅すると表情筋のピクつきと肩で呼吸するような感じで小さくヒュー音が聴こえる


頓服の抗てんかん薬を入れようか迷う…


訪看さんが帰った後に一時、症状は収まるがまたすぐに繰り返したので頓服薬を使う事にする


昨日、使っているからなぁ…
薬の半減期は何時間だったかなぁ…


そんな事を考えながら薬を入れる


それから暫くして症状は治まった





もう長い間、介護は日常の一部になっていて、今日みたいに何かの手続きがあったり、家事をしながらの日々



昔は息子の事だけに専念したい、誰か代わりに用事をやってくれると良いのになと思っていたけれど、



最近は介護とは関係ない雑事をこなして、いくつもの小さい達成感を味わうのも生活の張りになっているのだと思う



多分、両親からフキノトウが送られてこなかったら、今日のお昼もかなり適当に済ませていたと思うしね…



いろんな方たちに感謝して、いろんな物事に感謝して、息子が出来るだけ苦しまないで過ごせますようにと祈る



長い話を読んで頂いて

ありがとうございます



皆さんにとっても

明日が良い日になりますように