2月16日(土)
「花と嵐」は・・・
昨年12月の木馬館で初演したセットを小岩に持ち込み
弁天小僧が、屋根の上で大立ち回り、
その後で ・・ 腹を突いて果てるところまでを演った。
腹違いの弟(輝也)が兄(弁天小僧・友也総座長)を想う
回想シーンは、木馬館では回り舞台だったが・・
小岩では、舞台下手に桜(だったかな?)を置いて、その前で行った。
輝也さんの演技は良かった! センターでも見応え十分!
2月17日
「賞金首」は、後味が悪い芝居だった。
何年も行方がわからなかった兄(進悟)、
その間、二親は他界、たった一人で百姓をしながら
家を守ってきた真面目で心優しい弟(悟)・茂吉
富くじが当たりお金持ちになった茂吉だったが、贅沢が身につくとお金がなくなったときに困るので
生活は、質素なまま暮らしていた。
庄屋の奥様から、寄付の依頼があると、快く協力し、
出産の費用に貸してくれと言われれば、ご祝儀の前払いとして気持ちよく渡す茂吉であった。
そんな茂吉の前に現れた兄は、懸賞金百両がかかったお尋ね者。
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この兄を、茂吉はお金欲しさに・・
役人に密告し、挙句は兄の命を狙って
逆に・・ 兄に殺されるのである。
弟がお金に困っていたら渡すつもりだった懐中のお金は・・
一人斬り、二人斬りしながら貯めたお金だった。
茂吉の亡骸に向かって・・
「このお金で、あの世で二親と幸せに暮らせよ」という兄
小判が、茂吉の亡骸にパラパラと落ちていく。。。
茂吉に、兄がお尋ね者と教えたのは・・・
顔見知りの素浪人(友也)
「お前の首は、今の百両が・・数年後には何倍にもなるはず!
そのときを待って、俺がお前の首をもらう。
その金で妻の病を治すとしよう」と言う素浪人
お尋ね者(進悟) 素浪人(友也) 共に・・・
カッコ良すぎるほどカッコ良かった! 決まっていた!
でも、な~んかおかしいなぁ~~
茂吉の死は何だったの? あまりにも茂吉が哀れだ。。。
花形・悟さんが、善良な茂吉像を演じてくれたから・・
兄の命を狙うなんて・・考えられない。。。
お金で人の心は買える! が、隠れたテーマのようだが・・
それにしても・・・ しっくりしない芝居であった。
私の解釈が間違っているのだろうか??
善人(茂吉)が死に、悪人(友也&進悟)が生きている。
しかも・・絵になるくらいカッコ良く決めている。
なんか、変だなぁ~~~~
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お知らせ
19日は、花形・悟さんは・・若手大会(柏)に出るため小岩は留守になります。
20日は、休演日 友也&進悟さんは、章劇にゲスト出演です。