放課後。
私と遥は教室に残っていた。
「ああああああ!わかんないよ!!」
「珍しいね。いつも頑張ってる貴音なのに…。どの問題がわからないの?」
「もう!!!全部!!!」
なんなんだよ。
x?y?細かいよ!
xとかって大人になって使うの!?
科学者になるわけでもないんだから無駄じゃないの!?
「うーん。そこも僕難しかったけどね。この間の計算式を使うと~」
ニコニコしながら説明している、遥の言っていることまでわからなくなってきた。
この間?いつ?どこで?
計算式って…何?
「もういいよ。遥。諦める。後で先生おどそう…。「おどす!?」
私らがなんでこの教室にいるかわかってほしいよ。この問題。
遥だって…入院している時もあったのに…なんでこんなにスラスラできるの?
「ねーねー!学校探検しない!?」
目を輝かせながら言う遥。
学校探検?
「それって小学生がやるものじゃないの…。しかももう夕方だし…。」
「え~ダメ?」
遥のニコニコした笑顔を見たらもう断れない。
断ってはダメだ!!!
「…別にいいけど。家に帰ってもゲームぐらいしかすることないしね。」
「わああーい!やったー!じゃあ行こう!まず最初は校門から!」
「え!?わざわざそこからスタートなの!?」
「え~ダメ?」
またこのニコニコした笑顔が来たよ…。
もう仕方ないかぁっ~~…。
「もうなんでもいい!!遥の好きにしてもいいからさ!!」
「わああーい!やったー!じゃあ早く準備して!」
「うん。」