ナースコールを押して再度見てもらおうと思って待っていると、ついさっきとは違う若い看護婦さん。
「あれ?子宮口半分完全に開いてます!!もうすぐですよ!!」
え!?
えぇぇぇ
そうなの

「あの…もう力みたいのが我慢出来ないんですけど
」と伝えると
「そうですよねぇ。もう我慢しなくていいですよ。部屋準備したら分娩室に移動しましょう。」
おいおい、ベテランさんよぉ
「まだまだねぇ
」
って、もう近くまで来とるやんけぇ~
もしまたあのベテランさんが来てたら、まだ引き延ばされてたのかと思うとゾッ

そして分娩室に移動したのが2時頃。
先に隣の分娩室で出産中の妊婦さんがいて
「うぅぅ~ぅがぁぁ
」
という唸り声

そ、そんなになるのぉ
恐怖でドキドキしてしまい、もう逃げ出したいっ
何故なら、この妊婦さん私の後に陣痛処置室に入って来たにも関わらず、呼吸法で痛みを逃がして私よりも先に分娩室に移動したんです

カーテン越しに「本当に呼吸法で痛み逃がせる人いるんだぁ~」と感動
そんな人が唸ってるって、相当なレベルだよなぁ
とガクガクしていると
先生と助産師さん登場
先生が子宮口を確認すると
「あれ?もう全開だよ。出すよっ
」
」って、おいっっ
ベテランさんよぉ
「ガンバッ

」
みたいな目で見んじゃねぇ

急いで処置が進められ気がつけば毛剃られてたり分娩台あげられてたりで
いざ踏ん張り出したのが2時半頃。
しかし最後まで可笑しな事は続くもんで…
私が痛みにあまりにも弱くて腰が引けてたら
先生が「お母さん
そんな腰が引けてたら一生産まれないよ
足は全開に広げて踏ん張るんだよ
赤ちゃん苦しがってるよ
」
そんな腰が引けてたら一生産まれないよ
足は全開に広げて踏ん張るんだよ
赤ちゃん苦しがってるよ
」「はひぃぃ~
」
それでも腰が引けていた私に先生が
「もう今さら帝王切開も無理だから
もう下から出すしかないんだよっ
上のライトに向かって
当てるつもりで力んでごらん
」(ほぼこの通り)
もう下から出すしかないんだよっ
上のライトに向かって
」(ほぼこの通り)な、なんじゃそりゃぁぁ
と思いながら早く終わりたい一心で踏ん張るっ
もう体力限界
喉乾いた…体中痛い



ギブアップ





が、しかし力の限り踏ん張るっ

そしたら「お母さん
顔、力ませても意味無いから
お尻踏ん張って
」と先生から一喝
顔、力ませても意味無いから
お尻踏ん張って
」と先生から一喝
隣で旦那が
プッ
それどころじゃねぇ

もう訳が分からない位踏ん張ったら
パシャ
大量破水っ
「もう頭見えてますよ!もう一回力んで!!頑張ってぇ」
フ、フ、ブゥゥゥ

その瞬間にパチンッ!!
あっ、アソコ切られた
でも本当に痛くないんだぁ
でも本当に痛くないんだぁなんて感心する時間コンマ一秒



すぐさま「はいっ
次で出すよぉ
力んで
」
次で出すよぉ
力んで
」「うぁぁあぁがぁ~
」
「お母さん
声出さないで力んで
」
声出さないで力んで
」もう、なんでもかんでも完全否定…
「いぁぁあぁぁ

」


」次の瞬間…
間違いなく聞こえた。
私には間違いなく骨盤が、産道が、オマタが
バキバキバキバキッ
と音を立てて骨が広がる音を…
(続く)
