『「イヤな気持ち」を消す技術』(苫米地英人)から、私も読みました。
2つのブログから紹介です。
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その1
http://forestpub.com/archives/52090888.html から
◆目次
序章 満たされない心、傷ついた心
第1章 なぜイヤな記憶ばかりが甦るのか。
第2章 記憶とは何か。
それとどうつき合っていくか。
第3章 あなたの自我があなたを不幸にする。
第4章 悲惨な体験をトラウマにしない。
第5章 うつ病は一瞬で治る!?
第6章 イヤな気持ちから自分を解放するために。
◆感想
さて、「悲しい体験や辛い体験の記憶」は、誰にでもあると思います。
しかし、とても強烈なイヤな体験をしても、
●それがトラウマになってしまう人
●あっさりその体験をのりこえてしまう人
人間にはこの2タイプいる事も事実です。
では、このタイプを分けているのは、なにか。
実は、「脳の使い方」なのです。
脳機能科学が明らかにした、「イヤな記憶を“忘れる”方法」を学ぶことによって、悲しい体験や辛い体験の記憶も“忘れる”ことができるようになるそうです。
そうすることによって、強烈なイヤな体験が、トラウマになることはなくなります。
では、どうすれば、トラウマにならないのか。方法は2つあります。
1つ目は、その体験を繰り返し、慣れることです。
慣れるというのは、自分の身に何も危険を及ぼさないということを、体験的にくり返して知るという意味です。
例えば、いじめを受けて登校拒否になってしまい、学校を見るだけで震えが止まらなくなるという児童も、学校に行って誰にもいじめられない状態がしばらく続けば、登校拒否は意外にもすぐに治ってしまうそうで。
これが、その体験を繰り返し、慣れるということです。
2つ目は、前頭前野側から介入させる方法です。
というと、難しく聞こえるのですが、つまりは、「イヤな記憶を引っぱり出さないようにする」ということです^^
それでは、具体的にどんなことをすれば良いのか。
それには、苫米地式の3つの方法論を身につける事が重要です。
① 高い抽象度で考える。
② イヤな出来事の記憶に、「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という情動感覚を結びつける。
③ 脳を自己発火させる。
まず、①高い抽象度で考える。についてですが、これは、「現状がこうだ」ということを、今の時点で良いか悪いか決める事はできないということです。
これが抽象度の高い思考による、ものの見方なのです。
次に、②イヤな出来事の記憶に、「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という情動感覚を結びつける。についてです。
これは、イヤな情動にまつわる出来事を思い出した時に、プラスの情動を結びつけてしまうという方法です。
そうすることで、脳内で「イヤな記憶」を大きくする働きが弱まるそうです。
具体的には、いつもプラスの情動を思い出しながらペンダントなどの身近な物を触れておき、「イヤな記憶」が甦った時に、ペンダントに触れる。
すると、「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という情動と簡単に結びつける事が出来るそうです^^
最後に、③ 脳を自己発火させる。 について。
少し難しい話しになるのですが、発火というのは、脳のある部分が活発に活動することだそうです。
苫米地博士が行っている、コーチングという技術があるのですが、コーチングとは、自分で自分を発火させる方法を用いていて、本人が自らの人生のゴールを強く達成しようとするときに、自己発火が起こり、自に強烈な幸福感を感じるように導く技術なのだそうです。
脳を自己発火させるというのは、このコーチングを行うということだそうです。
また、この他に、誰もが日常的に取り組むべき
精神安定の方法として、リラックスして打ち込める趣味を見つけるのが、とても効果的な方法なんだとか。
なぜなら、恐怖や不安におびえる人や、怒りの感情に支配される人に共通してかけているのが、
●リラックスすること
●抽象空間に対する興味を持つこと
だからだそうです。
さて、みなさんの周りには不安や怒りの感情に支配されている人はいないでしょうか?
また、自分自身、怒りや不安の感情から抜け出せず、一日中そのことばかり考えてしまっているという事はないでしょうか。
私は、トラウマというトラウマはありませんが、「あの時の選択が正しかったのだろうか」「あの時こうしていれば・・・」と、たまに過ぎたことを考えてしまう事があります。
この本を読んでいて、1番自分にグッときたのは、先ほどご紹介した、①高い抽象度で考える。
つまり、「現状がこうだ」ということを、今の時点で良いか悪いか決める事はできないという考え方で、今イヤな気持ちになっても、未来を最良のものにすれば、これは嫌な出来事ではなく、むしろ喜ばしい事になるのだと、気づきました♪
また、友達や家族が悩んでいる時には、この考え方を教えてあげたいとも思いました^^
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その2
http://noboshemon.asablo.jp/blog/2013/03/23/6755870 から
序章
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心は脳のプロセスに過ぎないので、直接鍛えることはできない。
-- "考えるな" とか言うのは無駄ってこったな。
第 1 章
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最早存在しない過去と戦っても勝つことはできない。
過去の記憶を言語化するのも、効果は限定的で一時的。
海馬が記憶のゲートになり、失敗だけが新たに記憶される。
-- 失敗を失敗とも思わず、同じことを繰り返している人が、
-- 身の回りに多いのはなぜだろー ?
ブリーフシステムは、プラスにしろマイナスにしろ信念。
ブリーフシステムによる予測が外れると、
プラスにしろマイナスにしろ失敗として記憶される。
記憶と類似する事態に遭遇すると、
扁桃体が海馬に、記憶を増幅するよう働きかけ、
失敗の記憶は、やがてブリーフシステムとなりトラウマ化する。
ブリーフシステムは、前頭前野の認識パターンなので、
情報処理を超えて、自律神経にも影響する。
-- つまり、自分でコントロールできるはずの前頭前野が
-- トラウマに支配されることが超まずいわけだ。
前頭前野のパターンを変えれば、記憶は引き出せなくなるから、
トラウマ化は、自分の意思で回避できる。
-- トラウマ化する前なら...ってこったな。
それには、扁桃体の評価関数を下げればよい。
慣れる。失敗は必ず起こるとは限らない。
抽象度の高い情報で介入する。扁桃体などの大脳辺縁系より優位。
-- 前頭前野で考えれば、怪しげな結論は自ずと吹っ飛ぶわけだ。
-- 世の中、何事も辺縁系で考えるいい加減な連中が多いよーな...
第 2 章
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記憶力の差は、入力側ではなく出力側の統合能力の差。
記憶は、思い出す瞬間に意味が付与されて統合される。
意味付けによって記憶は変化する。
サヴァン症候群の人は、統合能力は優れているが、
記憶の仕方は普通の人と同じ。内容を理解しているとも限らない。
サヴァン症候群は、左脳の損傷と右脳の異常発達による。
-- こりゃ、あちきたー逆だわ。
統合失調症は、偏った統合過剰によって起こる。
イヤな記憶に囚われるのは、これに似ている。
-- あちきは、統合不足なわけだ。不足なら、当然偏りもする...
怒りを鎮めるには、1 つ上の階層のゲシュタルトを作る。
辺縁系を離れ、前頭前野で考えて IQ を高め、抽象度を上げる。
怒る価値があるのか ? 原因は何か ? 防ぐにはどうするか ?
-- "あいつ子供なんだ" って手もあるのかあ。
-- "子供" ってなー、きっとまんざら洒落でもなくて、
-- 餓鬼は、辺縁系の反応で生きてるから残酷で、
-- 根拠の無いものを怖がったりするんだな。
--
-- "あいつ○○なんだ" が有効なのには、自分で気付いていた。
-- でも、○○に何を入れてみても効かない場合もある。
自分が望んで選択したのなら後悔は生まれない。
現実より良い結果が出ていたかもしれないというのは
勝手な想像に過ぎない。
過去の記憶が意味付けによる統合で、あてにならないのと同様、
未来の不安にも根拠は無い。
第 3 章
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それでも苦しみが消えないなら自我のせい。
つまらない記憶が澱のように溜まるイライラの原因は、
情報過多ではない。元々重要でない情報は記憶されない。
自分で重要度を高めているものが多過ぎるのが原因。
煩悩は悪とも言えないが、
大抵、自分の煩悩でもないことを、誰かに刷り込まれている。
他人の煩悩を満たし続けても、永遠に満足感は得られない。
-- 漫画やら TV ドラマに毒されてる連中は多いわなあ。
自我は、宇宙の全てのモノを重要性の順番で並べ替える関数。
これが他人 (電通?) により操作されてるのが不幸の原因。
自我を変えるには、まず TV を捨てるべし。
第 4 章
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米 CDC のパニック回避策。
1. まず、最悪の可能性を示し、その後改善度合を数字で伝える。
2. 正確な状況と、解決プロセスのみを伝え、安易な約束はしない。
3. データや数字を継続的に伝える。
4. 恐怖を認め、それに関する文脈情報を与える。
fight or flight は、辺縁系による直感的な判断なので、
危機に直面した時には、IQ が下がっている。
これが続くと行動がおかしくなるので、
早く前頭前野が優位な状態に戻さねばならない。
要するに、福島第一原発事故の政府の対応は全て間違い。
-- 177 page
-- 2 号機が爆発したってなー嘘だろ。
-- それに、"号基" -> "号機" じゃねーの ?
文脈情報とは、前頭前野で処理する知的な情報。
文脈情報が無いと、恐怖体験が続きトラウマ化する。
-- 理性的に考えてもヤバいときは...どーすんのかな...
情動的情報の長期記憶は夢によって作られる。
文脈情報を与えると、恐怖体験が知的情報に変わる。
これを繰り返せば、恐怖は長期記憶化しない。
長期記憶化までのタイムリミットは、3 箇月から半年。
トラウマは一種の催眠術なので、一旦トラウマ化すると、
取り除くには、脱洗脳の技術が必要。
第 5 章
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鬱病は、ハッピーでない状態の継続。
あるいは、エフィカシーが思い切り下がっている状態。
-- むしろ、これが高過ぎる連中の被害にどんだけ遭ったやら...
会社勤めのビジネスパーソンの鬱病は、仕事が嫌なだけ。
会社を辞めれば鬱病は治るが、鬱病患者は、むしろ仕事にしがみつく。
だから、鬱病の原因のほとんどは、自分の中にある。
-- 従業員が辞めなきゃ、企業も良くなんねーたー思うが、
-- あちきには、これ以上辞めるもんもない。
抗鬱剤は下手にやめられないので、
一旦使うと治療には時間がかかることを覚悟すべし。
現代社会では、マイナスの情動的記憶は必要ない。
現在の自分とは切り離して娯楽にするところ。
情動記憶を娯楽にできれば、情動にコントロールされなくなる。
カルトや詐欺は、情動記憶を梃子にして技をかけてくる。
情動記憶は煩悩の素。
第 6 章
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苫米地式、情動を消し去る方法。
1. 高い抽象度で考える。
2. イヤな出来事の記憶に、プラスの情動感覚を結び付ける。
3. 脳を自己発火させる。
抽象度の高い思考は、時間も空間も超える。
良し悪しは、未来が決める。
過去の因果で現在の良し悪しが決まることはない。
アンカリングで、プラスの情動感覚を取り出しやすくしておく。
-- 御真影みたいなもんかな。
これにより、イヤな出来事の長期記憶化を防げるが、
一種の洗脳技術なので、他人に利用されると危険。
キリスト教の告解では、信者の眼窩腹側内側部が発火している。
信者のエフィカシーを下げ、神父に服従させる一種の洗脳。
これをローマ帝国が利用した。
他人に利用されるのは危険だが、自分で使うのは有効。
アファメーションにより自己発火し、スコトーマが働けば、
無用な情報はロックアウトされる。
-- アファメーションについては有料ってことらしー。
リラックスして趣味に取り組めば、前頭前野は活発になる。
園芸、楽器、鉄道模型...
-- 趣味にまともに取り組めるくらいなら苦労はねーわなあ...
-- 予算もねーし...
-- 著者は、シングルモルトの味もシガーの味も解するよーだ。
緊張を要求されるゲームの類いは、趣味としてはまずい。
画面の明るい TV、PC、携帯電話などは、
寝る前に使うと眠れなくなってしまう副作用もある。
TV は捨て、読書や音楽に切り替えるべし。
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ありがとうございます。
引き寄せの法則、宇宙の法則