何もできない。
父のこともあってか、母は休職を凄まじく反対した。
僕も最初は嫌だったが、既に何もできなくなっている自分に気が付いていた。
精神系の医師である父が休職しないとほんとに死んでしまうと母を説得していた。
父は既に余命がほとんどなかった。
でも最後まで患者様や後任の方のために仕事をしていた。
随分痩せていた。
父は最後の力をふりしぼり僕をかばってくれた。
病院にも付いて来てくれた。
30後半にもなり、末期ガンの父に頼るしかない自分か惨めで、こんなことになった自分の脆さ、ここまでにした教育委員会の上役を恨んだ。
東京大学を卒業し、高齢者医療を中心に半世紀に渡り、日本の医学界を支えた父の最後がこれかと思うと死にたくなった。
全てに置いて追い込まれた僕は生きているのが嫌になった。
令和2年もGWが終わり、世間は「新型コロナウイルス」によるマスク不足に悩まされていた。日野さんのプロフィールページ
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