一己の労を軽んずるにあらざるよりは
いずくんぞ兆民の安きをいたすをえん
訳
自己一己の事も骨身を惜しまず
働くようでなければ、
どうして多くの人のために
尽すような立派な人間になれようか
松陰志稿 松下村塾
兵法によらず、全ての理は、
その理論を論ずる時は、
平常のことで、
実際にあたる場合は、
いつも瞬間の決断を要する。
それを理論立てて考えてる間に
命を落とす。
では実際に事にあたる場合は、
どうする対処するか、
勘である
智と行によって磨かれた者の勘は
理論を超え、理論の究極に、一瞬で到達し
判断を誤らない。