適度に自信家なら問題はないようだ。ならば、なんとしても適度に自信家となるしかない。

99%の投資家は納得しないと思うが、株の実力とは心が安定しているかだと私は考えている。

私の株仲間は、私以外全員、長期間生き残っているが、中国株バブルの終了後に大きく儲けたとは聞かない。

株は自分との闘いだ。闘いに勝つためには幸せになることを心がけよう。ストレスは幸せで解消できる。

私には、高学歴も高い地位もたくさんの金もないが、それらはある意味邪魔になる。

輝いていた少年の自分を取り戻したいとは思うけれど、今のほうが冷静に人を見ることができている。

幸せになる、これは読者の想像よりもよい結果につながるはずである。

一時的な成功ではなく、一生株をやるのなら読書は大事だが、株の実力とは知識量ではないのだ。

そう書いても、頭のかたい読者には伝わらないかもしれない。なぜ伝わらないかは明らかだ。私に実績がないからだろう。

投資家に伝えたいのに伝わらないのは、聞く耳を持たない人が悪いのではなく、伝えるほうに信用がないからなのだ。

株とはこういうものなのだ、と私がいくら説明をしようが、実績がなければ素人に「儲けてるんですか?」と言われたり、「プロでも指数に勝てないのにあなたが勝てるのか?」と疑われるのは当然であり、腹は立つが仕方のないことなのだ。

ただ、敗者こそ目が覚めているものであり、敗者の話にこそ耳を傾けるべきなのにもったいないなとも思う。