先日の東京新聞の記事によれば、全国の鉄道で唯一車内の全席を優先席としている横浜市営地下鉄が、最優先席なるものを設けて、事実上全席優先席をやめたらしい。お年寄りなどから、席を譲ってもらえないとの苦情があるからとのこと。
以前、阪神電鉄も全席優先席としていたが、同様の苦情で数年前にやめてしまったことも、記事にあった。
これは単に倫理の問題ではない。以前よりも、高齢者それも元気な人が増える傾向にあるが、若者は減る一方という現実、つまり、譲られる方は増えているが、譲る方は減っているので、過去よりも席を譲る機会が増大しているという事実の問題でもある。また、若者は低賃金で悪労働環境のため、以前よりも疲弊しているという事実もある。
そう、誰しも余裕のない社会になっていることがこの優先席問題から垣間見ることができる。