斎藤貴男さんの『民意のつくられかた』(岩波書店)を、明日クレヨンハウスで行われる予定の斎藤さんの講演にそなえて、再読している。
「斬界の権威を以って任じていた人々が、実は原子力の本当のところなど何も知りませんでしたというのでは、お話にならない。とてつもなく危険で、何もわからないものに、それでもこの国はこれからも依存し続けていくというのだろうか」と、斎藤さんは大いに懸念を表明している(62ページ)。
しかし、それは事実だった。東電福島第一原発事故の直後にテレビに出てきた「専門家」と称した人たちは、何もわからないのに心配するなと、政府のいうことをなぞっていただけに過ぎなかった。なぜなら、彼らが政府の原子力政策を担っていたからだ。そして、彼らは大した反省もせず、原発の安全性を高めるなどと平気でいう。
でも、これ以上は好きにさせない。原発はすべて停止し廃炉になるのだ。