「超」がつく吹替え版ということで、ある新作ミステリー映画の試写に行ってきました。


私個人の前提として、「~し難さ」も味わいのひとつだとおもうので、洋画の吹替版には馴染めない、という考えがあるのですが…。


やっぱり、やはり、鑑賞中は、香りのないお味噌汁を飲んでいるような気分でした。


「字幕」を追う必要がないぶん、登場人物の一挙手一投足を見逃さずに物語に没頭できるという利点はあるかもしれないけれど、一方で、「発音」「言い回し」がキャラクターを造詣しいている場合、それを削いでいる可能性もあるわけで。。。もしかしたら、そこら辺の克服が課題となりそうです。


……なんて文句をいう人は、字幕版を観ればいいんですけど。


というか、「超日本語吹替版」を喧伝する初作品にこの映画を選択したのがよくなかったのかもしれないなあ。

手前味噌ではありますが、この作品については設定を見ただけで謎解きできてしまったので、あとはどのように物語が展開されるのかが楽しみだったのに、最後まで〝裏切り〟がなくてかなり哀しかったです。



やっぱりミステリー作品を作るのって難しいですね。

「キャリー」というと、


あのホラー映画を思い出してしまうけど、、、
この映画のキャリーは〝新たなオードリー・ヘップバーン〟なんてふうに話題になった新人女優さんです。


撮影当時22歳。
16歳の女子高生ジェニー役のオファーが来たときは、ちょっとしたパニックになったらしい。

そりゃそうだ。
女子高生のときは、20歳過ぎたらオバサンってわけじゃないけど、違う次元の人間だと思っていたもんなあ。。。


映画の序盤では、キャリーをオードリーに被せるには清楚さが足りないなあと思ったりもしたんですが、彼女の低めの声とか、クククっていう笑みとか、とてもチャーミングで、スクリーンのなかの彼女は、まぎれもなく〝大人の世界に憧れを抱く女子高生〟だった。


原作は英国の女性記者の回想録ということで、
主人公ジェニーのような青春の追体験ができる作品として受け入れられるんだろうけど、世の男性には厳しい映画かも。

脚本を「ハイ・フェディリティ」のニック・ホーンビィが手がけたというわりには、描き方がフェアじゃないなあという気もしました。


ジェーンが恋する相手デイヴィッドを演じるピーター・サースガードがただのエロオヤジになってしまってるような。。。



私は涙なしには観られなかったけど。


「人生に近道はない」
……そうなんです。

世の女の子たちに是非是非観てほしい映画だなあと思いました。

私の頭の中いつになくマジメモード。

でもその問題に立ち向かうだけの体力知力ない私はとりあえず関係書籍を読みつつ、この〝熱〟が冷めるのを待ってる状態。


一度冷静になってから、進むか、止めるか、考えようと。


昔は、瞬間湯沸かし器の私を冷静にアドバイスしてくれた人がいて、、当時はそれが嫌でもあったんだけど、今は、その人だったらまずどうするだろうってことを考えられるようになっている。


それでいつか、答えが出せたら、一番に彼にレポートしよう。


そういう恩返しができたらいいなあという感じです。


これ、キシェロフスキ監督の青の愛?



「傷跡」は、監督の初期作で、静かだけど、私はとてもとてもガツンとやられました。

ドキュメンタリー風で最初は難しそうな映画だなあという感じなのですが、登場人物たちの頭の中の思考をシーンではなく、〝音〟で見せるんですよね。


音楽じゃなくて、音。

ていうか、不快音に近い。

その音に感情をのせられるってことは、そこにたどり着くまでの組み立てが秀逸なわけで。

もうすぐアカデミー賞授賞式。
BSでは特集放送第1弾として「ローマの休日」やっていました。


この映画、モノクロだったんですね?


TV放送とかで見たことあったんですけど、
私はなぜかカラー映画だと思い込んでいて。
夕べ、全編モノクロなんだと初めて気づいたというか、認識したというか。


たぶん、なにかの番組で見たロ-マ市中の映像と、この映画のイメージを自分の中で結びつけて、色彩を再生してたんですね、、、不思議。


脚本的にも、細かなところまで計算されているのを再確認したり、コミカルな演出はアドリブなんだろうか、とか想像したり。


次回はどの映画やるんだろ。
楽しみだなあ(*^▽^*)


で、私は「狛江の休日」てことで、読みかけの本を持って駅前の喫茶店に。あのお店、なぜかいつも演説ぶつ人がいるんですよね・・・それもけっこうな持論展開してるんで、嫌でも耳に入ってきちゃうというか。

コーヒーはおいしいんですけどね。

会社の人に「いつ観るの?」と何度も言われるのでやっと行って来ました。

歌舞伎町のシネマスクエアとうきゅう。

コマ劇場の広場のあたり、久しぶりに行きましたが、
なんか雰囲気変わってた。

なんか、狭く感じた。
劇場少なくなって、人も減ってるはずなのに。
広場、こんなに小さかったっけ?ッていう感じ。



映画は、

う~ん。

ラストのクレジットロール後の仕掛けが、面白かったです。

幕下りるまで誰も立たないっていうか立てないっていうか。


この映画に出てくる若いカップルのキャラ設定、
男の人はわりと好きなんじゃないかなあと思いました。

彼女はちょっと面倒なくらいがかわいくて、
キミの問題、ボクが解決してみせるよ、的な、


この映画は、DVDより劇場で観るほうが面白いかもです。
他の観客の反応とか、天井の高さとか、周囲の暗さとか、ちょっと寒めな室内温度とか、いろんな要素も含めて楽しむべき映画です。