「超」がつく吹替え版ということで、ある新作ミステリー映画の試写に行ってきました。
私個人の前提として、「~し難さ」も味わいのひとつだとおもうので、洋画の吹替版には馴染めない、という考えがあるのですが…。
やっぱり、やはり、鑑賞中は、香りのないお味噌汁を飲んでいるような気分でした。
「字幕」を追う必要がないぶん、登場人物の一挙手一投足を見逃さずに物語に没頭できるという利点はあるかもしれないけれど、一方で、「発音」「言い回し」がキャラクターを造詣しいている場合、それを削いでいる可能性もあるわけで。。。もしかしたら、そこら辺の克服が課題となりそうです。
……なんて文句をいう人は、字幕版を観ればいいんですけど。
というか、「超日本語吹替版」を喧伝する初作品にこの映画を選択したのがよくなかったのかもしれないなあ。
手前味噌ではありますが、この作品については設定を見ただけで謎解きできてしまったので、あとはどのように物語が展開されるのかが楽しみだったのに、最後まで〝裏切り〟がなくてかなり哀しかったです。
やっぱりミステリー作品を作るのって難しいですね。