土曜の夕方バスに乗ったら咳をしてる人がいて、
「こんな季節に風邪引いてる人がまだいるんだぁ」
なんて思ったら、その10分後くらいにいきなり激しく喉が痛くなり、
夜までまったく直らず、薬を飲んでも直らず、
気がつけばココ最近で一番ひどい風邪っぴきです。
昨日は会社を休みました。。。


とにもかくにも、すげーウィルス!
感染列島とか、すっごくわかる気がした。
こうして菌は、伝染していくのですね。
怖っ。

今も頭がぼーーっとしており
だめだめな一日。

でも、タバコはいい感じで辞めてるので、引き続き!
酒はそろそろ呑んで帰ろうかしらん。
ココ2週間ほどかけて表題の本を読みました。
いやー、おもしろかったです。

ストーリーが現実にある風景の中で巻き起こるのですが、
すごくありえないことが、ものすごくあり得ることに感じて。

ちょっぴりむつかしい部分も多々あるのですが、
上中下巻、夢中で読みました。

電車で急にホロッときたりして、
でもってニヤリとしていたりして、
わたしにとってはすごく入り込めるものでした。

すごくおススメです。
ぜひ。
月曜に友人がラーメン屋さんを開店しました。
すっごくおしゃれでおいしいお店。
名刺にコピーライターと刷ってもらって仕事を開始!
が、まぁ、そうそううまく行くはずがない。
ほぼ初心者の私に何が書けるというのか。。。
それでも、どこにあんな自信があったのか、
結構な強気で書いてましたね、上司と戦っちゃったりして。
今思うと、ちょっと恥ずかしいくらい熱かったなぁ。

はじめてのクライアントは世界的に有名なキッチングッズのメーカー。
その、カタログ作りです。
大きくはないけれど、やりがいのある仕事でした。
そんなある日、いきなり
「君に担当を外れてほしい、と言われている」
と上司に言われました。
失敗してないのになぁ、なんでだ?と思っていたところ、
“クライアントの偉い方の旦那様が私が前にお世話になった代理店にいて、
私のような派遣の女性をよく知っていて、
チャラチャラしていて、色目使ってる。
そんな女にうちの大事な商品のコピーを任せるわけにはいかない”
と、ひどくご立腹らしいんですね。
派遣でも、人それぞれ、いろいろなのになぁ。
確かにまぁ、いろんな人がいたけれど。。。

どうやら撮影時の雑談で、私の前職をだれかがしゃべったらしいのですが、
なにか問題ありますか?って感じでした。
いろいろありますね、一難さってまた一難です。

前職のおかげで入れた会社で、
前職のことで担当を下ろされる。

ここから、山あり谷ありの修行人生がスタートしました。
学校は、基本コースが半年、専門コースが半年で
計1年通いました。
ビール好きが高じて、先生ともよく飲みにゆきました。
まだまだ卵にもなってない私たちによくつきあってくれたなぁ、と
今は思います。

その頃27歳後半、未経験。
それでもなんとか学校の紹介で
小さな広告制作会社にコピーライターとして就職が決まった!
そっから初めて代理店にいるまわりの人たちに言うわけです。
心底喜んでくれる人もいれば、何いってんの?って思った人もいるだろうな。
だけど、いいんです。
頑張っていつか大好きな方々と一緒にお仕事できる日を夢見て。

私にコピーライターという肩書きをくれた最初の会社は上野にありました。
「先生」と呼ばれる60代のコピーライターとその妻のデザイナー、
そして男女1人づつのアシスタント + 私。

日本で一番の人たちに囲まれていた環境から一変です。
それでも最初はパラダイスでした。
ところが、そこの先生がちょっとくせ者で性悪論というのを唱えていたのです。
・人は人を蹴落としてビックになるもんだ、とか。
・人の作品を見たらまず悪いところにケチを付けなさい、とか。
・利用できるものは利用しなさい、とか。
いろいろ。。。。
今まで周りの人によくしてもらって、人が大好きでコピーライターを目指した私には、
どうしても受け入れることのできない考え方でした。
日に日に気持ちがおかしくなって、どうしていいかわからなくなって、
それでもたった2,3ヶ月で辞めたら、夢も何もあったもんじゃないし。。。
そんな悶々とした日々が続いていたころです
「オレたちは、コピーライターのお前が好きなんじゃないよ。
何やってたっていいじゃん、つらいなら無理するな。」
と、言ってもらったんですね、心配した前の会社の方々に。

で、結局どうしても性悪論を受け入れられず、
半ばクビのように初めてのコピーライターを捨てました。
つらくて、つらくて、大変だったなぁ。
お金にも困るし、家賃払わなくちゃならないし。。。

そんな私に手を差し伸べてくれたのは、前の会社の方でした。
コピーライター募集してる会社があるから、面接に言ってみろ、
と言われて、紹介してもらったのが、
その後私が10年つとめることになった会社でした。

面接の日、スーツを着ると緊張してしゃべれなくなる私は
Tシャツとグレーのズボンで向かいました。
で、緊張しぃの私を心配して紹介してくれた人が面接同席!
あはは。
後にも先にも、そんな人いないだろうなぁ。
後から聞いたのだけれど、失業中の私がその会社の面接を受けると知ったCDが
なんと3人もそこの社長に電話してくれたのでした。
それでも、初心者を採るほど余裕はなかったはずなのに、
「Tシャツが印象的だった」
ということで、そのプロダクションは私を雇ってくれることになったのです。
社長がとっても魅力的な、いい会社です。

ここから、私のコピーライター人生が本格的に始まりました。