ベリ桃もボノ桃も桃のうち-ボーノ2
ボーノを見るとレツゴー三匹を連想してしまうのは世界広しといえども俺くらいだろう。
レツゴー三匹とは「じゅんで~す!」「長作で~す!」と二人が叫んだ後、真ん中で短身の正児が「三波春夫でございます」とボケるネタがお約束のお笑い(漫才)トリオである。
最近、嗣永がセンターに立つことが多いので益々イメージが被る。
レツゴー三匹は、仕切り役の正児と右側のじゅんが掛け合い漫才を進めて左側の長作は二人のやり取りのフォロー役なのだがマイペースで独特な存在感をかもし出している。
従来、漫才といえば二人というのが常であったがレツゴー三匹は三人がバランスよく役割を果たし、一人として欠けては成り立たないお笑いトリオを確立した。
ボーノも、お喋りな嗣永と夏焼の絡みが目立つ一方、左側のマイペースな鈴木が独特な存在感で溶け込んでいてトリオとして実に安定している。
以前「ボーノのライバルは?」というインタビューに夏焼と鈴木は具体的な名を挙げなかったが嗣永は「ロバート」と答えていた。
今でいえばロバートなのかもしれないが、一昔前のお笑いトリオといったらレツゴー三匹である。



ベリ桃もボノ桃も桃のうち-ボーノ1